親が大の猫嫌い…ずっと飼えなかったけれど 3日の差で殺処分を免れた保護猫をお迎え「なくてはならない存在」
■飼うなら最後のチャンス!
ポンちゃん(5歳・メス)は、千葉県の動物愛護センターにいたのだが、保護主が引き出した。3日遅ければ殺処分になっていたという。
千葉県に住む桑田さんは、子どもの頃から猫を飼いたいと思っていたが、お母さんが大嫌いなので飼えなかった。
「子どもが手を離れて寂しかったのと、時間に余裕ができたので、年齢的にも最後のチャンスと思い、猫を探しました」
■隙間に入って、埃まみれに
2017年8月、譲渡会に行って桑田さんはポンちゃんに出会った。最初に娘さんが一目惚れした。9月に保護主が家に届けてくれた。
「こんな小さな隙間に入る?というところに入ってしまい、きれいに掃除していたのですが、埃まみれになってしまいました。翌日、目が赤くなり、涙が出てきたので動物病院に行きました」
ポンちゃんはセンシティブで、ごはんも口にしなかった。夫が指に少しごはんをつけて、口元に持っていくと舐めてくれた。
「私たちが寝る時にケージの中に入れたのですが、夫が一匹でかわいそうだと言い、ケージの前でしばらく横になっていました。名前はおやつのポンスケに因んでいます」
■子どもが増えたよう
ポンちゃんは次第に家に馴染んでいったが、ビニールを噛むことが大好きで、カップラーメンの容器も噛んでしまう。ジップロックなどの袋類も置いておけない。
「便の中に白いものがあり、広げたらスーパーの袋で、パソコンのマウスより少し大きくてびっくりしました。気をつけてしまうようにしています」
ビニール好きには困るが、5歳になって落ち着いてきたポンちゃん。桑田さん夫妻にとっては、なくてはならない存在だ。子どものように可愛がっている。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)