ミリツァ・ヨヴァノビッチさんに敗れたタナカヒロカズさん 再挑戦の誓いを宣言「新たな旅に再出発します」
東京・渋谷に2022年10月29日、178人のタナカヒロカズさんが集い、「同姓同名の最大の集まり」ギネス世界記録が認定されました。しかし、世界は広い。2023年2月4日、セルビアのベオグラード市のショッピングモールで開催された256人のMilica Jovanovic(ミリツァ・ヨヴァノビッチ)さんの集いによって記録は更新されました。これを受け、タナカヒロカズの会(現在242名が登録)は、世界に広がる同姓同名コミュニティの仲間として、ミリツァ・ヨヴァノビッチさんたちへの祝福のメッセージとともに、2度目のギネス世界記録に挑む「再挑戦の誓い」を広く宣言するため、産経新聞に#タナカヒロカズを探しています キャンペーンの新聞広告を出稿しました。新たなタナカヒロカズを探す旅の幕開けです。
2022年10月のタナカヒロカズ運動全国大会2022において、2005年にアメリカの実業家マーサ・スチュワートさんが持っていた164人の「Largest gathering of people with the same first and last name(同姓同名の最大の集まり)」の記録を抜き、178人のタナカヒロカズの集いでギネス世界記録を更新しました。
北は北海道、南は沖縄、海外はベトナム・ハノイ市から、3歳から80歳のタナカヒロカズさん178人が、ギネスワールドレコーズの記録ルールに則り、5分間同じ場所にいることを公式認定員によって確認されました。ちなみに姓名の読みが同じであれば旧姓であっても同姓同名として認められるため、集まったタナカヒロカズの漢字のバリエーションは、田中宏和、田中尋和、田中浩一、田中弘和、田中弘一、田中寛和、田中博一、田中洋和、田中寛一、田中寛和、田中博和、田中宏一、田仲弘和、田中裕万、田中弥一、田中大数、田中碩量と17種類に及びました。
17年ぶりのギネス世界記録更新は、BBCニュースや英ガーディアンのヘッドラインニュースなど世界44カ国24種類の言語で報じられました。そしてこのニュースを知ったセルビアのイベント会社が、セルビアで最も多い女性の名前の「ミリツァ」で、最も多い名字の「ヨバノビッチ」の組み合わせ、Milica Jovanovic(ミリツァ・ヨバノビッチ)さんに呼びかけたところ、256人の同姓同名の集いが実現し、ギネス世界記録公式認定員により記録更新が確認されました。地元RUPTLY社の取材に答えた参加者のミリツァ・ヨバノビッチさんは、「これは生涯でかけがえのない機会。誰もがギネス世界記録をつくれるチャンスがあるわけではない。ありふれた名前と思われていたけど、今日からとても特別な名前になったわ」と喜びを語りました。
タナカヒロカズの会の世界記録保持期間は、98日間で終わりましたが、同会は「世界中の人たちが同姓同名コミュニティの面白さに気づき、人と人が思いがけない新しい絆をつくり、集まることの喜びがもっと広がればとの願いを込めて、256人のミリツァ・ヨバノビッチさんにお祝いのメッセージをお贈りしたいと考えました。日本からはじまった同姓同名コミュニティのタナカヒロカズ運動が、ちょっとした同じで人がつながり助け合う親睦活動として世界に広がり、さらに世界の同姓同名コミュニティと連帯し、国際交流を進める平和活動へと発展することを夢見ています。」としています。
現在242人のタナカヒロカズの会は、未来永劫にわたり「タナカヒロカズ」の名が続くことを究極の目標に置く、相互扶助組織といいます。ギネス世界記録は通過点ですが、国内外への啓発も兼ねて2度目のギネス世界記録更新も視野に置いています。「さらなるタナカヒロカズさんのご参加、新たなタナカヒロカズさんのご誕生、タナカヒロカズの会への企業からの支援をお待ちしています」とコメントしています。
■国際同姓同名連盟も?
「タナカヒロカズ運動」発起人、一般社団法人田中宏和の会の代表理事である田中宏和:242人のタナカヒロカズの会の1人(@tanakahirokaz)さんは「今後セルビア256人のミリツァ・ヨヴァノビッチさんのみならず、我々の前のギネス世界記録ホルダーのマーサ・スチュワートさん達、英米のジョン・スミスさん達や中国で20万人近いという張偉さん達等等とも交流する、国際同姓同名連盟(International Same Name Association)でも立ち上げるかな」とツイートしています。
なお、立命館大学が作成した名字マップで田中姓を検索すると45万3702人。田中姓が多い都道府県は東京、大阪、兵庫でした。