警戒心が強く怖がりだった保護猫 今ではジャイアンのように態度でかめな猫に成長
■ブリーダー崩壊、妊婦猫が産んだ子猫
小豆ちゃん(1歳8ヶ月・メス)は、ブリーダーが崩壊した時に保護された母猫が産んだ子猫だった。
大阪府に住む寺田さんは、実家で大型犬を飼っていたのだが、一人暮らしをするようになってからもペットを飼いたいと考えていた。会社の先輩が猫を飼っていて、その人に「寺田にも猫を飼う幸せを経験して欲しい」と言われたので、飼ってみることにしたという。1匹目は大福くんという猫を迎え、後に、大福くんを譲渡してもらった人から小豆ちゃんも迎えた。
■急に懐いてくれた
2021年11月、小豆ちゃんを三重県まで引き取りに行った。大福くんと違ってとても警戒心の強い怖がりな子で、慣れるまで少し時間がかかると思った。
「夜中に急に懐いてくれて、びっくりするくらいベタベタしてくれました。とても嬉しかったのを覚えています」
小豆ちゃんは音や動きに敏感で、掃除機やドライヤーの音にも震えて、物陰に隠れてしまう子だった。機器を使い終わった後、出てきた時に抱っこして、「よしよし、有難うね」と撫でたら、慣れてきたこともあるのか、だんだんましになってきたという。
■小豆ちゃんはジャイアン?
臆病だが、身内には態度がでかい甘えん坊。
「この間、初めて占いに行った時に猫の写真を見せたら、小豆ちゃんがジャイアンで、大福くんがのび太みたいな関係性だと言われました(笑)」
占い師は、「普段2匹はよくケンカをするけど、仲が悪いわけではなく、お互いを大切にしている」と言いたかったようだ。
「あとは、小豆ちゃんはジャイアンのように、『お前のものは俺のもの、俺の物は俺の物感が滲み出ていたようです(笑)大福とは性格が違うので、それもまた楽しいのです」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)