「助けてドラえも~ん」と泣きついたのは遠い昔 チャットGPTがのび太とドラえもんの関係を変える?
OpenAIが開発した対話型AIチャットサービス「ChatGPT」(チャットジーピーティー)。「インターネットの登場以来のインパクトだ」「ビジネスと社会を変える」と話す専門家もいるようですが、いまひとつそのすごさが分かりません。「で、ChatGPTで世の中どうなんのよ?」。そんなギモンに答える一目瞭然のイラストが注目です。こんな未来が待っています!
イラストレーター YAGI(@illustratorYAGI)さんが公開したイラスト、題して「チャットGPTの登場で、いよいよドラえもんを使わなくなってきたのび太」。
ドラえもんに背を向けて端末に質問するのび太。「ジャイアンに勝つ方法は?」「テストの点数をごまかしたい」と問いかけています。「助けてドラえも~ん」と泣きついてきたのはもう遠い昔のこと。後頭部に悲しみがにじみます。泣かないで、ドラえもん…。YAGIさんに聞きました。
ーチャットGPTの登場について
「産業革命が起きた時の職人さん達の気持ちが痛いほどわかる世の中になってきました」
ーチャットGPTとは異なりますが、画像生成AIの進展をイラストレーターの皆さんはどう受け止めているのでしょうか
「プロ目線で見ると、仕事で使う作品として欠点はまだ目立ちますが、この先そこも改善されてからが本当のAIとの戦いかもしれません」
ーイラストに続きがあるとしたら、のび太とドラえもんの世界はどうなりそうでしょうか。別々の人生を歩んでいくのでしょうか
「チャットGPTにより自分の力で打開する力を得たのび太。自立を見守ったドラえもんが未来へ帰って数十年後、ネズミに負けないドラえもん強化版の開発に成功。この時、未来で待つ旧ドラえもんとのび太を奪い合う壮絶な戦いが待っているとは誰も知るよしも無かった。思い出を守りたいしずかちゃん達、未来を作りたいのび太、全ての感情が衝突した先に待つ本当の未来とは…という感じでしょうか」
イラストレーター YAGIさんはシュールギャグ系イラストレーターとしてTV、雑誌、書籍などで活動。二次創作のパロディ絵やオリジナルのネタ絵、製作実績などを日々SNSで発信しています。
(まいどなニュース・竹内 章)