譲渡会に参加し、初めて飼った保護猫は、破壊力抜群で暴れん坊な兄弟…賑やかな毎日を楽しんでいる
■民家の庭にいた親子猫
ナポレオンくんとメロスくん(3歳・オス)は、2019年4月、民家の庭で、その家の住人に保護された。母猫や兄弟と一緒にいて、子猫は全部で4匹いたという。
埼玉県に住む近藤さんは、以前から犬か猫を飼ってみたいと思っていた。引っ越しを機にペット可の物件に住んだ。
数々の譲渡会に行ったがなかなか良い縁がなく、あきらめかけていた時にSNSで譲渡会参加を呼びかけている投稿を見て、自宅からは少し遠方だったが参加したそうだ。
■人懐っこい兄弟
2019年4月、譲渡会に行くと、猫たちは大きい猫と小さい猫に分けてケージに入れられていた。ただ、ナポレオンくんとメロスくんは、一つのケージに2匹で入っていて、終始愛想を振りまく姿がとても可愛かった。
「たくさん里親希望者がいたようで、もし里親に選ばれなければ少し時間を置いて、また考えようとしていました。すると、保護主さんから私が選ばれたと連絡をいただいたのです」
■破壊力抜群ニャンコと暴れん坊ニャンコ
5月、保護主が2匹を車で連れてきてくれた。
「契約書にサインしたり、2匹のこれまでの様子などいろいろお話したのですが、その最中も部屋中を走り回り、目の前でトイレもしてくれました。安心して譲渡してもらいました」
近藤さんは初めて猫を飼った、猫飼い1年生。何も分からず、いつもより少し元気がなかったり、食欲がなかったりすると心配になった。何かあると、保護主に連絡して助言してもらっていたという。
ナポレオンくんはおっとり、のんびりしているが、破壊力抜群ニャンコでもある。食べることが大好きで、今は体重10kgを超えるビッグニャンコだ。獣医師に相談してダイエットを試みている。メロスくんは、いたずらっ子で暴れん坊ニャンコ。かまってちゃんで、遊んであげないと文句を言う。兄弟喧嘩をすると、いつもナポレオンくんが勝って、メロスくんが逃げていく。
近藤さんは、賑やかな猫との暮らしを存分に楽しんでいるそうだ。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)