お小遣い握りしめゲームコーナーへ!部活帰りに買い食い!…「この風景は奇跡」ダイエー曽根店の最上階は“昭和のまま”

「これが令和の総合スーパーの最上階の風景なのは奇跡だと思う」。全国の商業施設をめぐっているというTwitterユーザーのアイビス(@MYCAL_Love)さんが投稿した写真に注目してください。中年以上の世代には部活帰りの買い食いを思い起こさせる飲食店街。喫茶店の外装、アイスクリームの看板…昭和レトロがエモいなんて言わないでください。ダイエー曽根店(大阪府豊中市)の6階は令和の今も健在です!

「市民会館で成人式があって、その後振り袖で友人と喫茶店に入ったのを覚えています。懐かしい思い出」「息を呑んだ ここはよーく知っている」「アタシの10代の思い出の曽根のダイエー。6階若水とかドリアンとか、上りだけのエスカレーター、下りはエレベーターか階段か。地元じゃなくなって四半世紀」「あまりの空腹に倒れそうになったとき、お世話になりました」と古き良き日々を懐かしむ人もいれば、「昭和後期の匂いがする」「昔はどこも似たような造りだったんだなぁww」「関西っぽい。古いものを大切にしてる感じ」と郷愁に浸るユーザーも。

同店は阪急宝塚線曽根駅前にあり、ダイエーのサイトによると1階が食品、2~4階が衣料品・生活用品になっています。フロアガイドでは6階は中華や喫茶店、お好み焼き・たこ焼きのお店があります。アイビスさんに聞きました。

ーこの写真は

「今月の平日夕方に撮影しました。写真には人が写らないようにしていますが、お客さんはおりガラガラではありませんでした」

ー奇跡とツイートしていました

「いわゆるレトロ商業施設というのは関西をはじめ全国に存在しますが、ダイエー曽根店は次の3点で奇跡と思います。(1)全国的に食品スーパー化やSC化(食品以外の直営売場をテナント化)が進む総合スーパーの中で、直営売場の大部分を維持している(2)ダイエーではかなり少なくなった6階建てという高層店舗。かつ大半が直営売場(3)前述の条件を満たす店の最上階に複数の飲食店(しかも全国チェーンではない)がひしめき飲食店街を構成している」

ー曽根店に行ったことはないのに懐かしい気持ちになりました

 「作られた、維持されたいわゆる昭和レトロではなく自然に残っている誰かの日常という風景が大変良かったです。ゲームコーナーもしっかりありました」

ーこうした飲食店街はありそうで意外に少ないのかもしれないですね

「当日は時間がなかったので食事をすることができなかったのが心残りです。リプや趣味仲間から情報をいただいたのでぜひまた訪問したいと思っています」

   ◇   ◇

イオン北海道と原信が推しというアイビスさん。ハンドルネームはかつて新潟に存在したマイカルグループの(株)アイビスから拝借したもので、ホクホー、マイカルの残像を追っています。

(まいどなニュース・竹内 章)

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