「ついに来たぞ」ーー大阪府吹田市にあるインターネットカフェ「快活CLUB千里本店」を利用した人のレビューがツイッター上で大きな話題になっています。

　投稿したのは横浜在住の鉄道ファン「青線」さん（@Blue_Liner31）。「快活で恐らく最も豪華な設備の部屋。VIPルーム並みの広さに加えてトイレ洗面シャワーが部屋に備え付け。住める」という投稿文とともに、広々としたフラットなソファの様子など、7枚の写真を公開しました。

　投稿を見た人たちからは「すごすぎ」「こんな部屋あるんだ」「マンガ喫茶のスイートルームや」「ビジネスホテルより快適そう」「ゴロゴロしたい」など驚きの声が上がっています。

■「人目を気にせず朝の支度ができました」

　投稿者の青線さんに聞きました。

──利用した部屋のタイプは。

「快活CLUB千里本店の『快活ルーム』です。夜10時から翌朝7時まで9時間利用しました」

──この部屋目当てで訪れた？

「関西圏の列車を見に来たのですが、全国でも千里本店にしかない快活ルームで休むのも目的の一つでした。部屋の存在は数年前にツイッターで知り、いつか利用したいと思っていました。ようやくかないました」

──利用した感想は。

「快活ルームの特徴はシャワー、トイレ、洗面が個室に付いている点です。特にシャワーが付いている点が気に入っています。好きなときにシャワーに行くことができ、非常に気分が楽でした。トイレと洗面も専用のものがあるので、人目を気にせず朝の支度ができました」

「注意点としては、快活ルームは6部屋しかないようなので、人気の日にはすぐに埋まってしまうと思います。どうしても快活ルームを利用したい場合には、WEBの予約サービスを利用するといいと思います」

──普段からネットカフェはよく利用する？

「月1、2回程度です。主には、今回のように1人で遠出したときに夜を明かす使い方です。遠出するときの行程は普通列車での移動が多いのですが、早朝から深夜まで活動するような日には、ホテルを利用すると少し割高になります。そんな時に、一晩2、3千円程度でゆっくり休めるネットカフェは重宝します。遠出以外でも、出先でシャワーを浴びたいときや、小休憩したいときに使います」

■人気の理由、運営会社に聞いた

　「快活CLUB」を運営する快活フロンティア（本社、神奈川県横浜市都筑区）によると、快活ルームがあるのは全国でも千里本店だけ。「くつろぎのための休憩スペース」として2020年4月に6席導入しました。

　同社は人気の理由を「1つの部屋の中にトイレとシャワーがあることで、他の場所に移動しなくても事足りることでは」と分析。

　「価格も比較的リーズナブルな設定（最初の30分490円、3時間パック2110円など）のため、活動拠点として複数日程で利用されるケースが多くなっています。全時間帯稼働率は60％前後で非常に高く、鍵付完全個室VIPタイプ（34席）を上回ります。とりわけ稼働の高い時間帯はなく、満遍なくご利用いただいています」（同社担当者）

　好評な同ルームですが、今後、席数を増やす予定はないそうです。

　▽快活CLUB千里本店：大阪府吹田市千里山竹園1-5-1 AOKI大阪千里総本店3F。店名に「本店」と銘打った理由は、紳士服チェーンAOKIの関西地区旗艦店の役割を果たす「AOKI大阪千里総本店」に併設しているため、また、新御堂筋を挟んだ向かい側にある「快活CLUB千里店」と区別するため。快活フロンティアはAOKIホールディングスの完全子会社。

（まいどなニュース・金井 かおる）