猫が「希望から絶望に変わる瞬間」 必死にふすまを開けたのに…えっ?「お顔が想像できちゃう」「大谷さん並みの剛腕w」
「希望から絶望に変わる瞬間」
こんなつぶやきとともに、動画をツイッターに投稿した「いり爺」さん(@iri_jii2020)。そこに映っていたのは、取っ手に右前足をかけてふすまを器用に開けるキジトラ猫ちゃん! と思ったら、目の前は柵でした…残念。話題の動画について、飼い主さんに聞きました。
■「片手一本じゃないですか!? OHTANIサン並みの剛腕ですねw」
ふすまを開けたキジトラ猫ちゃんは、ちまきくん。2歳の男の子です。ふすまを開けて出られるかと思ったら、飼い主のいり爺さんが設置した脱走防止柵が…。ガーン!ちまきくん、出られません!
「笑ってしまいました(笑)必死に開けたのに…」
「頑張って開けた後の隙間から見るえっのお顔が想像できちゃうほどの可愛らしさです」
「器用に開けるなあw」
「ドアあけるねこちゃんはいるけど襖開けるねこちゃん初めて♡」
「片手一本じゃないですか!? OHTANIサン並みの剛腕ですねw」
そんなちまきくんのふすまを開ける姿に爆笑する人たちが続出。また片手で開けてしまう様子に「大谷さん並みの剛腕」と驚く人たちからたくさんのコメントが寄せられています。
多くの人をくぎ付けにしたちまきくん。ふすまを開けた向こうには何があったの? 飼い主のいり爺さんに聞いてみました。
■ふすまを開ける器用なキジトラ猫に仰天! ふすまの向こうには何が?
--話題になったちまきくん。ふすまを開けたときのことをお聞かせください。
「最初ふすまの端に両手(両前足)を入れ開けようとしたんですが、突っ張り棒があり開けられませんでした。取っ手を見て作戦変更したのか、取っ手に右手(右前足)を掛け、ふすまを引き開けて手が入る隙間を作りました。すると、ふすまの端に両手(両前足)を掛けて引き開け成功したんです…」
--でも、目の前に柵が。
「はい、格子状の柵ラティスです。一瞬呆然としたようで、ラティスの向こうを眺めていました。さらに、二足立ちでラティスとふすまの隙間から突破しようとチャレンジしましたが…隙間が狭く無理と判断、諦めてにゃーとひと鳴きして退散してくれました」
--ちまきくんが行きたがるふすまの向こうには何が?
「寝室で飼っていますが、廊下を挟んで正面にはリビングがあります。餌が置いてあり、餌を求めてふすまを開けるようになりました。ただリビングに侵入され、餌だけでなく生ゴミやお菓子をあさったり、棚の上の置物を落として割ったりしたため、脱走防止のためにラティスを設置しました」
--柵があるのにふすまを開けてしまうと…。
「毎日お腹が空いてくる朝5時ぐらいからふすまを開けだし、その音で起こされます」
--早朝にふすまを開けてしまうんですね。そんなちまきくん、普段はどんな猫ちゃん?
「人間大好きで、初対面でもすり寄って膝の上に乗ってきます。寝室で放し飼いで、夜中に私の布団の中にしれっともぐりこんできます。そのため、寝返りが打てません。好きな遊びは猫じゃらしと、なぜか私の足にスリスリしてきます」
--器用なちまきくんですが、元保護猫ちゃんだとか。
「2022年5月3日 妻が地域猫の餌場に餌をあげに行った時に、地域猫たちの中にいつもいない猫を発見。首輪の跡があり、肉球も室内飼いのようにきれいで、その場から移動しようとせず留まっていたことから、遺棄の可能性もあり5月5日に保護。その後に警察や愛護センターに問い合わせをしたところ、迷い猫の届けも出ておらず。またマイクロチップの装着も確認できず…5月5日のこどもの日に保護したことから、ちまきと命名しました」
こどもの日に保護されたふすま開けの名人ちまきくん。いり爺さんによると、お外の猫ちゃんのTNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻すこと)や、地域猫の見守り活動をサポートしている市民アドバイザーの奥さんが保護されたとのこと。またいり爺さんのおうちには、ほかにもハチワレ猫の承太郎(じょうたろう)くん(雄・推定2歳半)、兄妹で笹かま猫の寿(ことぶき)くんと三毛猫のひめちゃん(推定10カ月)の3匹がおり、ちまきくんも含めて里親募集中とのことです。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)