思い出の写真をアップ→Googleフォト一発BAN&全Googleサービス利用停止 驚くネット民「これがあるからオンラインストレージが使えない」

Googleフォトに子供の裸体が写った写真をアップすると警告なしでBANされ、全てのGoogleサービスが利用停止になってしまう現象がSNS上で大きな注目を集めてる。

きっかけになったのはソーシャルメディアクリエイターのマメさん(@jetdaizu)による

「結構衝撃だったこと。小さい頃のお風呂に入ってる写真やプールに入ってる写真をGoogleフォトにあげると、警告なしで一発BANされます。(家族だろうが児童ポルノ判定)YouTube, Gmail, Googleドライブ全て利用停止。今写真持ってる方はまだAIに気づかれてないだけなので今のうちに削除しておきましょう」という注意喚起。

Googleは児童ポルノや児童の性的虐待が深刻なアメリカ発のサービスゆえにこのような仕様になっているのだろうが、これは日本の一般感覚とは大きく異なる。自身や子供の何気ない思い出の写真を保存しようとして、今やライフラインの一つとなっているGoogleを利用できなくなってしまうとは大きすぎる代償だ。マメさんさんの呼びかけに対し、SNSユーザー達からは

「これの何が一番恐ろしいかというと、クラウドストレージにアップロードしたファイルは全て強制的に検閲が入るということ。」

「コレがあるからオンラインストレージが使えない ふと上げた写真が一発banの対象という危険があるので…」

「AppleがiCloudでやろうとして個人情報の侵害だってことで大批判喰らって撤回したやつですね。Googleさんはしれっと実行してたんだ。。。」

「小児科医の方とかどうされているんですかね?学会発表で使う画像とかありそうですし。」

など数々の驚きの声が寄せられている。

■投稿者に聞いた

マメさんにお話を聞いた。

ーーGoogleフォトのこの判断をご存知になったきっかけ、ご感想をお聞かせください

マメ:友人が自身の結婚式準備のために過去の写真が保存されているスマホをGoogleドライブにアップロードし、直後にアカウント無効化されたことをうけ僕に相談をしてきたことがきっかけです。調べてみると、友人の場合は子供の頃のお風呂の写真が原因とわかりましたが、調査しているうちに日本でも多くの方が同じ影響を受け無効化されていることを知りました。これ以上被害者が出ないように僕のYouTubeチャンネルでもすぐに発信をし、Twitterでも発信を行い今に至ります。

ーーGoogleをはじめとした大手インターネットサービスによる有無を言わせない措置はたびたび話題になっていますね。

マメ:当然のように無料で利用させてもらっているプラットフォームの規約ましては同意の上利用しているので強くは言えないと思っています。ただし今回の件は誰しも起こりうることでありその影響は計り知れないため、企業側からのアプローチやサポートを手厚くしていただきたいと感じています。

ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。

マメ:自分も周りの友人も知らない内容だったので、ある程度の反響はあると想定していました。特に小さな子供を育てている親世代の方からのコメントが多かった印象です。Twitterを利用していない方にも口コミで広まってくれたらと思います。アメリカの法律により仕方がない面があることは理解していますが、当ツイートの拡大から見える日本人の関心の強さをうけて、日本法人さまが何かしらの動きを示していただけると嬉しいです。

◇ ◇

Googleには国ごとの事情を鑑みたサービス改善を求めたいところ。ひとまず読者のみなさんはGoogleフォトの利用に関してはくれぐれもご注意いただきたい。なお今回の話題を提供してくれたマメさんは3月25日に高校生向けの"褒め合う"iOSアプリ「Bitta!」をリリース予定。

同級生間で匿名で褒め合うことにより、リアル世界では伝えられない正直な気持ちを伝え、他者を認め合う感情を高めるアプリということだ。殺伐としがちなインターネット社会に潤いをもたらしそうなこのアプリ。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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