「2匹目は保護猫を」と愛護センターから6歳の子を引き取ったが… クローゼットに引きこもった!幸せにしてあげたいのに、どうする?
■2匹目は保護猫にしよう
めいちゃん(6歳・メス)は、京都動物愛護センターにいた。保護されるまでの詳しい経緯は分からない。
京都府に住むKさんは、スコテッシュフォールドを1匹飼っていたが、2匹目を飼おうと思い保護猫を探していた。
「1匹目は猫初心者だったのでペットショップで買いましたが、2匹目は猫飼育にも慣れたので、かわいそうな猫を1匹でも救って、幸せになってほしいと思ったんです」
愛護センターを選んだのは、ホームページで里親募集中の猫が紹介されており、公営で信頼できると考えたことと、ワクチン接種や不妊治療も行われ、獣医師が管理していたから安心だと思ったからだという。
■抱っこしているだけで幸せ
1月に夫が1人で動物愛護センターまで見に行った。その時撮った写真を見せてもらって、Kさんは「本当に2匹になっても大丈夫かな?」としばらく考えた。その後、夫婦でセンターに行ってみた。
「先住猫が6歳のオス猫だったので、なるべく月齢の若い女の子を希望しました。当時募集中だったのは5匹くらい。なかでも“美人”で健康そうだっためいに決めました。その後、手続きをして、センターの方が我が家を見に来られ、3月にトライアルが始まりました」
しかし、めいちゃんは1週間ほどクローゼットに引きこもってしまった。刺激しないように徐々に慣らしていくと、10日目くらいから猫じゃらしで遊んでくれるようになった。
Kさんはめいちゃんを膝の上に抱きながら、「たとえ暖を取ってるだけでも、私のお腹が柔らかいからでも、しばらくの間動けなくなっても、自ら乗ってきてすやすや寝てくれる。これが幸せなんです」と話す。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)