ネコバスに乗り込み、カオナシとツーショット 「ジブリパークとジブリ展」神戸で開幕 湯婆婆の執務室、サツキとメイの家も

スタジオジブリの世界観を再現した公園施設「ジブリパーク」の魅力に迫る展覧会「ジブリパークとジブリ展」が、神戸市立博物館で始まりました。ジブリパークの制作現場を指揮する宮崎吾朗監督の仕事や、これまで手掛けてきた映像作品などを振り返りながら、数々の制作資料と共にジブリパーク誕生の舞台裏を垣間見ることができます。6月25日まで。

2022年11月、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に開園したジブリパーク。この展覧会は、長野、愛知、熊本と巡回し、兵庫会場は4カ所目です。会場では、貴重な制作資料や模型、試作品などから、宮崎吾朗監督がいかにしてジブリパークを構想し、描き、つくっているのかを紹介していきます。

会場に入って最初に目を引かれるのは、「ジブリのなりきり名場面展」です。ジブリパークの「ジブリの大倉庫」から、「千と千尋の神隠し」のワンシーンが登場。カオナシの隣に座って写真撮影することも可能です。

歴代スタジオジブリ作品のポスタービジュアルがずらりと並んだ通路を抜けると、今度は大人から子供まで乗れる巨大な「ネコバス」が、どーんと鎮座。誰もが憧れたあのふわふわ感を、実際に座って体感できちゃいます。行先表示が「こうべ(←もちろん「べ」は上下逆さま)」になっているのも、心憎い趣向ですね。

※写真撮影のレギュレーションは来場日によって異なりますので、現地でご確認ください。

「愛・地球博」のパビリオンとして建てられた「サツキとメイの家」を1/5スケールで再現した模型や、パビリオンで実際に使用されたパーゴラの柱なども、ファンにはたまらない展示です。

さらには「千と千尋の神隠し」の湯婆婆が執務室で仕事する姿が再現されたコーナー(撮影可)も用意されていて、まるで作品の世界に足を踏み入れたような感覚を味わうことができます。

スタジオジブリ初の長編フル3DCGアニメーション作品「アーヤと魔女」(宮崎吾朗監督)などを題材に、アニメができるまでの工程(イメージボードやキャラクターデザイン、背景など)をひとつずつわかりやすく解説する展示もあり、文字通り「ジブリパークとジブリ」の魅力にどっぷり浸かれる展覧会になっています。

(画像はいずれも© Studio Ghibli)

◇ ◇

【特別展「ジブリパークとジブリ展」】

会期:2023年4月15日から6月25日まで(63日間)

会場:神戸市立博物館

休館日:月曜日(ただし5月1日は開館)

開館時間:9時半から17時半(GW期間と金土は延長)

観覧料:一般1800円、大学生900円、高校生以下無料

※「入場日時予約制」につき、入場方法は特設サイトなどで確認を!

(まいどなニュース・黒川 裕生)

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