スタートは朝9時半の東京駅、歩く方向を決めるルールは三つだけ…“成り行き任せ”の「徒歩の旅」 12時間後にはどこに着いた?
ルールに従い東京中を歩き回る「徒歩チャレンジ」がSNS上で大きな注目を集めている。
「休職中の友達が居候しに来たので、有給とってついにワイも徒歩チャレンジに挑みます!!️題して『東京駅から歩き続けたら夕方どこにいるのか?』
ルール
①信号に出会ったら青の方に進む
②行き止まりになったらじゃんけんして決める(ワイ勝ち→右、友達勝ち→左)
③昼食は12時に通りかかった1軒目の店」
と件の徒歩チャレンジに挑んだのはえむ職ちゃんさん(@mmm95215622)。
えむ職ちゃんさん達は午前9時半に千代田区の東京駅を出発し、国会議事堂、明治神宮野球場、竹下通り、渋谷109などの名所を訪問。途中、世田谷区内をぐるぐる彷徨ったり友人が足の痛みで離脱するというトラブルに見舞われながらも予定以上に歩いてしまい、午後9時過ぎ、目黒区の東急祐天寺駅に到達し、ほぼ12時間の徒歩チャレンジを終えたのだった。
なかなかヘビーだが、そのぶん楽しみも深そうなこの徒歩チャレンジ。SNSユーザー達からは
「うわー!すごく面白そうですね!私も大阪ですが、チャレンジしてみようかなと思います。ただ一緒にチャレンジしてくれる(じゃんけんする相手)がいないです」
「これを出来る友人が1人でもいるかいないかで人生の幸福度変わりそう。やりたすぎる」
「いいですね~私も東京駅からほぼ真っ直ぐ歩き続けたらどこまで行けるのかで川崎まで行きました!最後の方、足が小鹿になってましたけど(見た目は乳酸溜まって象でしたけど)途中オシャレなところなんてほぼなかったので、オヤツ休憩羨ましい」
「なんかこっちまで元気もらえました!ありがとうございます!頑張って仕事逝ってきます。」
など数々の称賛の声が寄せられている。
■歩いた人に聞いた
えむ職ちゃんさんに話を聞いた。
ーー今回、徒歩チャレンジに挑まれた経緯についてあらためてお聞かせください。
えむ職ちゃん:山手線を徒歩で一周していたり、東京から箱根まで徒歩で辿り着けるかチャレンジをしていたりというように、周りの友達が割と徒歩チャレンジをしていたので、自分もいつか何かやろうと前々から思っていました。なんとなく「青信号に進み続けたら最終的にどこにつくのか?」という疑問を抱いており、それを友達に話したところ「え、やってみる?」となり今回ノリで実行が決定したという経緯でした。
ーー今回のご感想や印象深かったことをお聞かせください。
えむ職ちゃん:人生で一番歩いた日となったのですが、人って案外どこまでも歩けるもんなんだなと思いました。途中辛くなってリタイアしたくなるかな?と思っていましたが、友達と一緒だったということもあり特に心が折れそうになる瞬間というのはなかったのが良い意味で予想外でした。
昼食と夕食をどこで食べるかというのを、それぞれ「12時と19時に通りかかった1軒目の店にする」というルールにしていて、どちらも本当に美味しくて後から調べたらクチコミや評価も高い店だったので、なんて運が良いんだろうと思いました。
ーー改善点や、今後チャレンジされる方へのアドバイスなどあればお聞かせください。
えむ職ちゃん:今回のルールだと同じ道をぐるぐる回ることが多発してしまい、さすがに萎えてしまったので次回は「同じ道は通らない」「T字路はスタート地点から遠ざかる方に進む」などのルールに変えた方が良いかなと考えています。今後挑戦する方はぜひ、予想できない展開やオチを存分に楽しみながら取り組んで欲しいです!(笑)。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
えむ職ちゃん:ここまで反響があると思わなかったので、自分自身が一番驚きました。「やってみたい!」という声が本当に多かったので、みんな非日常や刺激というものを求めているのかなと思いましたし、どうなるか予想できないという点や気軽に誰でも取り組めるという点が共感を生みやすかったのかなと思います。今後もぶっ飛んだ発想やユーモアというのを忘れずに日々過ごし、また面白い挑戦に挑みたいなと思いました!
◇ ◇
徒歩チャレンジの途中、友人と「今日のこの経験は人生の縮小版なのでは?」と話していたというえむ職ちゃんさん。来た道を戻ったり、望まぬ方向に行かなければならない時もあるけれど、最後には道が開けて「良かった」と思える…なんとも深い考察だ。ご興味のある方はぜひそれぞれの徒歩チャレンジに挑んでいただきたい。
えむ職さん関連情報
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(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)