「あといくら欲しいの?」振り向いてくれない“ホスト風の男”に貢ぐため、複数の相手に身体を… 現役探偵が目撃した20代女性の一夜
マッチングアプリやSNSの普及に伴い、10~20代の女性たちがお小遣い稼ぎの一環として手を出すことが増えた「P活」。金銭のやり取りを目的に、自分よりもふた回り以上歳の離れた男性と交流することも珍しくない時代になっています。「近年では、浮気調査の現場でもマッチングアプリで知り合ったと思われる女性が登場することは多いです」と語るのは、大阪市で探偵業に携わるカモシカさん。浮気現場の調査中に目撃した、とある女性の「P活事情」ついて聞きました。
■キッカケはとある開業医の素行調査から…
約5年に渡り浮気調査などの探偵業務に携わってきたカモシカさん。調査を依頼するのは、40代以降の夫婦が多いそうです。浮気現場ではどのように「P活女子」が登場するのか、聞いてみました。
--実際に調査ターゲットがP活女子と会っているところを目撃することもあるのですか?
カモシカさん:はい。何度か見かけたことはあります。直近でも、開業医の妻からの依頼で、50代のAさんの素行を調査している時に見かけました。
--50代の開業医と聞くと世間的にはとても安定した地位の方だと思いますが…。
カモシカさん:そうですね。しかしその分経済的にも余裕があり、お金さえあれば若い女性とともに過ごせるP活のターゲットになりやすいのだと思います。
依頼を受けた当初は、職場の看護師と浮気している可能性があると聞いていました。
そのため、Aさんの退勤後は看護師とともに職場から出てくるものだろうと思ったのですが、意外にも退勤時はAさんは1人。
今日は空振りかなぁ、と思いつつ車で走るAさんを尾行していました。しかし、Aさんは帰路へは進まず、最寄りのホテル街まで車を走らせたのです。
その後、Aさんは車を降りてホテルの前で20代の女性と合流。そのままホテルに入って1時間ほどともに過ごしたようです。
■P活で稼いだお金の行き先にあ然…
--不倫は許せないことですが、現時点では相手がP活女子だと判断するのは難しいように思えます……。
カモシカさん:私も浮気相手がP活女子だということはその時点ではわかりませんでした。通常、浮気の調査は浮気の事実が確定した場合、次は浮気相手の素行を調べることになります。
そのため、Aさんの浮気の証拠を掴んだ私は、そのまま浮気相手の女性の素行を探るために、尾行相手を女性のほうに変更したのです。
--どこの誰と浮気しているかというところまで調べるのですね。
カモシカさん:はい。依頼人に報告するために調べています。
Aさんの浮気相手・Sさんは、Aさんと別れると近くの喫茶店に入店。すぐに帰るのかと思いきや、そのままスマートフォンでまた別の人物とやり取りを始めました。
スキをみて文面を確認したところ『まだ来ないの?』『早く来て~!!』といった文面が。再び別の男性と待ち合わせてしていたのです。
その後、今度は20代のホスト風の男性がやってきてSさんと合流。Sさんはその場で、AさんとのP活で稼いだと思われる現金を渡していました…。
--20代のSさんにとっては後から現れた男性が本命の相手だったのかもしれませんね。
カモシカさん:そうなのかもしれません。ただ、ホスト風の男性にとっては、Sさんはただの遊び相手だったのではないかと思います。
というのも、AさんとのデートではSさんはショッピングや映画などを楽しんでともに過ごしていたのですが、観察している限り費用はすべてAさんが支払っていました。
対して、Sさんはホスト風の男にブランド物のバッグなどをプレゼント。かなりの費用を貢いでいると思われます。
--その男性と交流を続けるためにも、P活でお金稼いでいたということでしょうか。
カモシカさん:私もそう思います。実際に夜中の23時頃になり、ホスト風の男性は帰宅する時間となりました。しかし、Sさんは「もっと一緒にいて」「あといくら欲しいの?」など、かなり必死に男性を引き留めていました。
それでも男性はSさんを置き去りにして帰宅。Sさんはショックだったようで、駅の改札口付近で座り込んでいました。
しかし、間もなくSさんはスマートフォンの操作を開始。誰かとやり取りをしたかと思えば、再びホテル街の方へと足を進めたのです。
たどり着いた先にはやはり50代の男性の姿が。Aさんとはまた別のパパと合流して、再びホテルに入っていきました。
--1日に3人もの男性と過ごして、お金のやり取りをしていたということですね…。
カモシカさん:好きな相手のためとはいえ、1日に何人もの相手に身体を売る女性がいるということに衝撃を受けたことを覚えています。
◇ ◇
歳の離れた男女が交際することは双方の合意のもとであれば問題はありません。しかし、トラブルに巻き込まれないよう十分に考慮して、交流を築いていきたいものですね。
(まいどなニュース特約・宮城 杏)