母猫とはぐれた?道路の真ん中で鳴いていた子猫 「放っておけない」と家族に たちまち一家のアイドルに
■空き家で鳴いていた子猫
ピートくん(8歳・オス)は、2015年5月1日、愛知県に住むNさんに保護された。まだ生後3週間くらいの子猫だった。
最初は近所の空き家で鳴いていたのが、数日後、空き家から出て道路の真ん中で鳴いていたため、危険だと思い保護したそうだ。お母さん猫とはぐれたのかもしれなかった。
「生後間もない子猫であるにもかかわらず、人を怖がらずにすんなりと保護され、家に連れ帰っても平然としていました」
■やんちゃ坊主
ピートくんの名前の由来は、Nさんが大好きなイギリスのバンド、デッド・オア・アライブのボーカルであるピート・バーンズ。
カッコよく育って欲しいと思っていたが、ピートくんはヤンチャ坊主。保護された日に買ってきた哺乳瓶のニップルを噛みちぎってしまったそうだ。
「イタズラ好きで手に負えないほどで、静かになったと思ってホッとしていると、すぐに目を覚まし、おぼない足取りで走り回ったり、手に噛みついたりしました」
Nさんや家族の手は傷だらけになってしまったそうだが、ピートくんはただ遊んでいたのかもしれない。
■大切な家族の一員に
最初は里親を探そうと思っていたが、ピートくんのあまりのヤンチャっぷりに自分で飼うことに。現在はすっかり落ち着いているという。ただ、たまにスイッチが入って突然廊下をダッシュしたり、Nさんの腕時計をどこかに持っていったりするそうだ。
ピートくんは家族の中ではリーダー的存在であり、新しい子猫が来てもイジメることなく迎え入れてくれる。
「以前から猫を飼っていて、ピートを保護した際もすでに大人の猫が2匹いました。新しく猫が増えても特に問題はなかったありませんでした」
ピートくんは大切な家族の一員として、ヤンチャな性格も含めて愛されている。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)