裏庭に現れた野良猫 ひどい猫風邪に苦しんでいた 先住猫とも仲良く家族の一員に お尻を上げるポーズも
■裏庭に遊びに来ていた子猫
ユヅくん(7歳・オス)は、生後4カ月の時に愛知県に住むNさんに保護された。
Nさんがユヅくんに出会ったのは7年前の11月。当時、Nさんの家の裏庭に2匹の猫が現れた。2匹の顔はそっくりで、まるで兄弟のようだった。しかし、ユヅくんはとてもビビりで、生後2カ月ぐらいのチビ猫だった。
Nさんは様子を見ていたが、そのうちユヅくんはひどい猫風邪をひいてしまった。目も鼻もグチャグチャになってしまったので、Nさんは保護することにしたという。
ユヅくんはとてもビビりで、人が近づくと逃げてしまう。そのため、Nさんは里親探しをせずに、ユヅくんを迎えることにした。
■羽生結弦さんのように育て
ユヅくんと年齢の近い猫を試しに一緒にさせてみると、意外にもユヅくんはピートくんという別の猫と仲良くなった。ピートくんはユヅくんを、まるで弟のように面倒を見てくれて、ユヅくんもピートくんを本当のお兄ちゃんのように慕っている。
ユヅくんの名前の由来は、羽生結弦さんからいただいたもの。中性的なキレイな顔立ちでありながら、芯はしっかりして強い性格を持ってほしいという願いが込められている。
「でも、ユヅはそのようにはならず、ビビリな性格が特徴的です(笑)」
一方、ユヅくんは本来は甘えん坊、ごはんが大好きだ。ごはんを催促する時は、お尻を上げて菜々緒ポーズをしたり、鳴いて「ごっはぁ~ん」とアピールするそうだ。
Nさんの家では以前から猫を飼っていて、ユヅくんを保護した時、すでに2匹の成猫がいたが、ユヅくんを迎え入れても問題はなかった。ユヅくんも今では後輩猫の面倒を見る、立派なお兄さん猫になったという。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)