「仰げば尊し」とかけて「伝統文化への感謝」ととく、その心は… 店舗シャッターの粋な謎かけが話題
「仰げば尊し我が師の恩」
一定以上の年代の方にとって「卒業といえばコレ!」という定番ソング「仰げば尊し」の一節だが、今SNS上ではそんな有名すぎるフレーズをもじった和菓子屋のキャッチフレーズが大きな注目を集めている。
「不覚にも見て吹いてしまったシャッター 気を取られて狸撮るの忘れてもうた(笑)」と件のキャッチフレーズ紹介したのはみぜっとさん(@bis80107146)。
このキャッチフレーズはお店のシャッターに描かれたもの。その達筆なフォントも手伝い、「そ、そうなんだ!」と思わず納得してしまう謎の説得力を感じる。うかがった所在地やお店の名前でスマホで検索したところ、閉業と示された。検索結果で示された電話番号にかけたものの、つながらなかった。
みぜっとさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「バッチリ韻を踏んでますね!音読すると面白さ倍増ですね~!」
「その昔笑福亭鶴光のオールナイトニッポンで何故卒業式に紅白まんじゅうが出てくるのかという話題で「仰げば尊し」を歌うからというリスナーからの投書を紹介していた。」
「和菓子の恩...これからも和菓子を食べ、一生かけて返すしかないですなぁ...」
など数々の感服の声が寄せられている。
■撮影した人に聞いた
みぜっとさんに話を聞いた。
ーーこのシャッターをご覧になったご感想をあらためてお聞かせください。
みぜっと:全くもって予想してなかったので、シャッターを見て硬直…しばらくしてようやく意味が分かって笑ってしまいました。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
みぜっと:軽いネタのつもりで上げましたが、思いのほか反響があって驚きました(笑)。こんなに「いいね」をいただいたのは初めてだったので、いろんな方に見て笑っていただけて感謝しとります。
◇ ◇
日本各地に根差した和菓子文化。今後もその恩を感じながら、味わいたいものだ。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)