やかんと鍋が合体「やかん鍋」、どこの家庭にもあると思ってたら… 「合成写真?」「初めて知った」人が続出、実は韓国料理に便利な存在だった
やかんなの、鍋なの、どっちなの!? 岡山県在住の女性がツイッターに投稿した調理道具「やかん鍋」が物珍しいと、話題になっている。その名の通り、やかんと鍋が合体したようで、側面にくねっと曲がった注ぎ口が付いている。実はこれ、韓国では、インスタント麺を作る時などに重宝されているという。女性は驚きながらこう言う。「え、やかん鍋ってどこの家庭にもあるものじゃないの?」
韓国出身で、3歳の時に日本にやってきた40代の女性。日本で結婚し、孫にも恵まれた。現在は、岡山で生花店「苔屋」を営んでいる。
■パスタやそばも簡単に湯切り
韓国には、ジャージャー麺、ビビン麺、ブルダック麺など、湯を切った汁なしのインスタント麺がある。有名なのは、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した「パラサイト半地下の家族」に登場するチャパグリ。ピリ辛な「チャパゲティ」と「ノグリ」を混ぜて作る料理で、焼いた牛肉も一緒に炒めることで風味が増す。やかん鍋は、これらのインスタント麺を作る時に重宝するという。
多くがアルミ製で、直径20センチほど。注ぎ口の根本には小さな穴があり、麺や具が流れないように湯切りができるようになっている。女性は長年ずっと使ってきたといい、「当たり前で、各家庭にあると思っていました。湯切りが安全に楽にできで、アルミなので火の通りもいいです。日本だと、パスタやそばにも使えますね」と話す。
■AI画像じゃないよね?
友だちに「何これ」と驚かれたため、やかん鍋の写真とともにツイッターに投稿。すると、「初めて見た」「どこの地方のもの?」「AI画像じゃないよね?」など反響が続々。「カップ焼きそばの要領に似ているね」などの声もあった。
女性によると、やかん鍋はネット通販のほか、東京の新大久保などで買えるという。
(まいどなニュース・山脇 未菜美)