「教えてください!」ツイッターでSOS…ネズミ捕りにくっついたまま、捨てられた子猫4匹を保護 無事にはずせた?

「至急

ねずみ取りにくっついて捨てられている子猫を保護しました

まず何をしたらいいのか教えてください!!

急いで外しにかかっております!!」

ネズミ捕りに貼り付いたまま遺棄された子猫たちを保護した投稿がTwitterで注目を集めました。

投稿したのは、保護主の「おゆちゃん」さん(@oooooooyuchan)。保護主さんによると、ネズミ捕りに貼り付いた状態で紙袋の中に入れられていた子猫たちをごみ集積所付近で発見。急きょTwitterに投稿し、ネズミ捕りから外す方法を教えてもらおうとフォロワーらに”SOS”を発信したといいます。

「私も以前小動物で、とりもち?ネズミ捕りにひっかかり経験したことあります。 私は小麦粉使いました」

「小麦粉をまぶしてサラダ油で揉みこみ、中性洗剤で洗うと落とせます」

「小麦粉まぶして、粘着取ってください。シャンプーしたら、身体が低体温になりますので、すぐ乾かし、温め、寝床に湯たんぽ代わりにペットボトルにお湯入れてタオルなどで包んで入れてあげてください」

「わたしも去年ベタベタの子猫を保護しました。みなさんがおっしゃってるような小麦粉つけて中性洗剤で洗うことの繰り返しでだんだん落ちていった感じです」

「この粘着剤はかなり手こずります!キッチン洗剤で丁寧に何度も洗う。泡立つまで!洗剤は残さないようにしっかり落として乾かしてあげてください!動物病院から聞いてやったことがあります!」

投稿には、これまでの経験から「小麦粉を使う」「中性洗剤で洗う」「(洗った後は)すぐ乾かし、温める」などとコメントする人たちが相次ぎました。多くの人たちからのリプライのおかげで、ネズミ捕りから子猫たちを取り外したという保護主さん。レスキュー時のことを、聞いてみました。

■ひもで巻かれていた紙袋から鳴き声が! 開けてみると、ベタベタドロドロの子猫4匹を発見

--子猫たちがネズミ捕りに貼り付いてる状態で紙袋の中に捨てられていたとか?

「はい。ネズミ捕りに貼り付いた状態で米袋のような紙袋の中に入れられていました。紙袋は上をくるくる折り曲げる形で封がしており、さらにビニールひもで巻かれていたんです。鳴き声が聞こえてきたので袋を開けたときは写真のようなベタベタドロドロの状態で。子猫の鳴き声なのに最初何の生き物か一瞬分かりませんでした…」

--袋に封をしてビニールひもで巻かれていたんですね。開けたときの子猫たちの状態は…。

「開けたとき2匹かと思って出してみたら4匹でした!! 写真のように上側に鳴いていた2匹、下敷きになってネズミ捕りの間に2匹いました。上の2匹は鳴いていたので生きていると確認できましたが、下の2匹は目も開きっぱなしで鳴きもせずぐったり。ネズミ捕りから外しながら、もうダメだと…思っていたら、かすかに息してる?!となって。ネズミ捕りに貼り付いた状態で急いで水を飲ませたら飲んでくれたんです」

--4匹の生存を確認。そこで、急きょネズミ捕りから取り外す方法を教えてもらおうと投稿したと。

「そうです。私も初めてのことだったので、パニックになっていました。自分で調べつつもTwitterで効率的な外し方がないかと相談してみたんです。『小麦粉、油、中性洗剤』などを使った方法がいいとアドバイスを受けて。小麦粉を念入りにまぶしているときに家族が油を買いに行くなど、計4人がかりで子猫を順番に丁寧に洗浄し乾かして温めました。

順番待ちの子は水飲んだりご飯食べたり温めてのんびり待ってもらいましたね。必死でしたのでどれくらい時間がかかったかは分かりませんでしたが、開始したのが20時、終わって一息ついたのは夜中2時ごろでした…」

■子猫たちに小麦粉をまぶし油をもみこみ、洗剤で洗った後は…乾かして温めた

--長時間にわたる作業だったようですが、Twitterの皆さんやご家族の連携プレーが功を奏したと。子猫たちも無事で良かったですね。

「Twitterの皆さんに教えていただいて、本当に感謝です! 子猫たちも思ったより元気でした。自分の足で歩いて水を飲み少しずつご飯も食べていましたね。またベタベタから開放されてスッキリしたような感じで、4匹くっついてスヤスヤと眠りにつきました」

--保護された子猫はキジトラ猫3匹、白猫1匹。雄はキジトラ猫1匹とのこと。月齢は1カ月くらいだそうですが、体の状態は?

「動物病院に連れて行ったところ、猫エイズや猫白血病なウィルス検査は全員陰性でした。けがも病気もなく今のところ健康体でひとまず安心しました」

--子猫たちを無事、保護された、今の思いは。

「かわいくて元気になっていく子猫を見るたびにひどいことをされていたなと悲しくなります。初めは里親を募集しようかと悩みましたが、拾ったときには最期まで面倒をみようと覚悟を決めていたのでうちで引き取ろうと思っています」

保護主さんのおうちには、フレンチブルドッグのうめちゃん(雌・6歳)とスコティッシュのまっちゃちゃん(雌・4歳)、黒糖くん(雄・4歳)、ちくわちゃん(雌・4)の4匹がいます。子猫4匹が加わるととってもにぎやかになりそう…幸せになってね。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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