人間不信の兄妹猫…ただいま家猫修行中! 誰より人馴れしていない妹は、“家族”で一番のべっぴんさん

ナッツくん(3歳・オス)とベリィちゃん(3歳・メス)は生後6カ月で愛知県に住むNさんに保護された。彼らは、先住のピートくん、トマトくん、イチちゃんの母猫の孫が産んだ子だった。

ナッツくんとベリィちゃんは2020年の6月頃、母猫に連れられてやってきた。母猫から親離れしても、兄妹はいつも一緒に裏庭の物置小屋で過ごしていた。野良猫が増えてしまうのを避けるため、9月に保護したという。

「最初は里親を探すつもりでしたが、人慣れしていなかったため、家猫にするための修行をすることにしました。しかし、コロナ禍で収入も減り、かかりつけの病院ではなく、名古屋市の助成金が使える病院で避妊去勢手術を行いました。手術後は人間不信になってしまい、里親探しを諦めて、我が家の子として迎えました」

■人間が近づくと逃げてしまう2匹

最初は仮の名前として『リンリン』と『ランラン』という名前がつけられていたが、正式に野中家の子になった時に、ハーゲンダッツのアイスクリームの味から『ベリィ』と『ナッツ』に名前を変えた。

現在でも彼らは人間不信のため、近づくと逃げてしまう。ワクチン接種のために病院に連れて行くと大変で、特にベリィちゃんは抱っこされると威嚇する。一方、ナッツくんはまだ大人しいので、時々抱っこもできるし、抱っこされるとゴロゴロと甘えてくる。

食事に関しては、ナッツくんは何でも好き嫌いなく食べてくれる。特に食べることが大好きだ。一方、ベリィちゃんは魚味のカリカリが好物だが、嫌いな食べ物は残してしまう。その残されたごはんはナッツくんが食べてしまう。誰よりも人慣れしていないが、ベリィちゃんは野中家で一番のべっぴんさんだという。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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