どんな味?…ミニストップ、ソフトクリームに“食べられるスプーン”導入 「考えた人天才!」「食べてみたい」
コンビニチェーン「ミニストップ」は6月9日から、看板商品ソフトクリームのスプーンをプラスチックスプーンから、大豆や小麦などで作った「食べるスプーン」に切り替えると発表しました。今回の変更で年間約44トン相当のプラスチック削減につながるといいます。
■味は?「さまざまなフレーバーにもマッチ」
ソフトクリームの新商品「ナガノパープルソフト」(税抜き330円)の発売日にあわせて全国1834店(4月末現在)で導入。
「食べるスプーン」の味はバター風味。「さまざまなフレーバーのソフトクリームにもマッチするバター風味となっています。ご使用後もおいしく食べられますのでゴミも発生しません」(同社)。小麦・大豆アレルギーのある顧客にはプラスチックスプーンを提供します。
ネット上では「考えた人天才!」「このスプーン、食べてみたい」「スプーン食べるためだけにソフトクリーム注文したい」「気になるなあ」などの声が上がっています。
2022年5月末から約1年間、一部店舗で試験的に導入。顧客や店舗スタッフから意見を募り、スプーンの長さなど改良してきました。顧客アンケートでは92.3%が「良い」「どちらかと言えば良い」と評価し、「エコになる」「地球・環境にやさしい」「プラ削減につながる」「ゴミが出ない」などの意見が寄せられるなど「環境問題を高く意識された回答をいただきました」(同社)。
■金バッジ「ソフトクリームマイスター」も
同社の定番「ソフトクリームバニラ」は1980年発売。「牧場で食べるソフトクリームより美味しい!」を目指し、北海道生乳と生クリームを使用するなど原料にこだわっています。また、ソフトクリームのスペシャリスト「ソフトクリームマイスター制度」を導入。「ソフトクリームのプロフェッショナルとして豊富な知識を持つだけでなく、規定の量を美しい形でお届けできる技を持っています。毎年行われる厳しい試験に合格した者だけに与えられる、名誉ある称号なのです」(同社)。マイスターはソフトクリームがデザインされた金色のバッジをつけており、店頭には認定証が掲げられています。
(まいどなニュース・金井 かおる)