ビオフェルミンS錠「1回3錠の錠剤は3の倍数であってほしい」 毎回律儀に摂取して2錠余る悲しみ→次も買ってもらうための戦略?
1回3錠の錠剤の個数はいつも3の倍数であってほしい-。大正製薬のビオフェルミンS錠を愛用する男性(46)が、ツイッターに投稿した独特の願いが話題になっている。男性は20年以上の愛用者で、お腹の調子が悪くなれば律儀に3錠を摂取。だが、最近買った350錠入りは正しく服用しているのに最後に2錠余るという。なぜ3の倍数ではないのだろうか。ツイッター上では、「錠剤をなくした際の予備では?」「余らせて次も買ってもらう戦略かな」「おまけ?」などと推測が広がっている。
男性は20年ほど前、体調を崩して病院に行った際、ビオフェルミンS錠を処方された。疲労が溜まり、胃腸が停止するような感じで何も食べ物を受け付けなくなる症状。錠剤を飲んで回復したといい、「少しでも体調が悪くなれば、ビオフェルミンを飲んでおけばいいのか!」と思うようになったという。
購入するのはいつも、一番大きい540錠入り。用法・用量は成人(15歳以上)が1回3錠。長年きっちりと使い切っていた。しかし、偶然安売りしていた350錠を買い、いつもの調子で使っていると、2錠余る結果に。中途半端な数字に少し悲しくなり、ツイッターに「3の倍数であってほしい」と切なる願いを投稿したという。「怖がって用法・容量に厳密に従っていないと不安になってしまうので、きっちり3錠を守っています。絶対に錠剤はなくしません」と男性。今は自宅用、540錠と職場用130錠を使っているが、130錠が3の倍数で割り切れないことが気になるらしい。
■大正製薬「ご家族みなさまが利用することを想定」
ビオフェルミンS錠を販売する「大正製薬」に錠剤の数をどのように決めているのか尋ねると、「大人から子どもまで、ご家族みなさまがご利用することを想定し、設定しております」と説明。子ども(5~14歳)1回2錠の存在も考慮し、販売実績や消費者のニーズから算出。今は45錠、130錠、350錠、540錠入りがあるという。
大正製薬は、余った場合でも「用法用量に合わせて服用してください」とし、今後も幅広い年代の皆様のおなかの悩みにお役立ていただけますと幸いです」と締めくくった。
男性の割り切れない思い、続きそうです。
(まいどなニュース・山脇 未菜美)