【コロナ5類移行】若手社員の6割「リモートワーク続けたい」 部長クラスの働き方に変化は?
リモートワークをサポートするWEBアプリ『ワカチエ』を運営する株式会社ソノリテ(東京都千代田区)は、このほど「新型コロナウイルス5類引き下げに関する社員の意見」に関する調査を実施しました。その結果、部長クラス以上は8割超、入社3年目以内/転職後3年目以内の社員では6割弱の人が「今後もリモートワークを継続したい」と考えていることが分かりました。
調査は、全国のリモートワーク制度のある会社(従業員500名以上規模の正社員)の新卒3年目以内および転職後3年目以内の男女809人、部長クラス以上の男女220人を対象として、2023年3月~4月の期間にインターネットで実施されました。
はじめに、「新型コロナウイルスが5類に引き下がることを受け、自身が勤める会社の働き方は変わりますか」と聞いたところ、「変わる予定」と答えた人は41.8%、「変わらない予定」と答えた人は50.5%となり、「わからない」と答えた人は7.7%でした。
回答者からは、「アクリルパネルの撤去・マスク着用任意 ・テレワークの制限」(50代男性)、「マスク着用が任意になります。また、罹患時の休暇日数の考え方がかわります」(50代男性)、「テレワークが減る」(50代男性)、「出張が増えて、実際に会って会議をおこなうようになる」(60代男性)といった声が寄せられました。
次に、部長クラス以上の220人に対して、「新型コロナウイルスが5類に引き下げられた後のリモートワーク」について聞いたところ、84.5%の人が「リモートワークを続けたい」(毎日したい:16.8%・定期的にしたい:45.0%・スポットでしたい(体調不良時など):22.7%)と答えています。
回答者からは、「テレワークにより業績が上がったため」(40代男性)、「通勤負担が少ない」(50代男性)、「移動時間のロスがなく、作業が進めやすいから」(50代男性)といった意見が寄せられました。
一方、新卒3年目以内および転職後3年目以内の社員(809人)では、57.2%の人が「新型コロナウイルスが5類に引き下げられた後もリモートワークを続けたいと思う」(とても思う:34.9%・少し思う:22.3%)と回答しています。
回答者からは、「身だしなみの準備をしなくてもよいから」(20代女性)、「時間に余裕がうまれるため」(20代男性)、「精神的にも身体的にも楽だから」(20代女性)、「移動時間などが無駄に感じるので」(40代女性)など、部長クラスの人と同様に、リモートワークで時間を効率的に使いたいと考えている人が多いことがうかがえました。
最後に、「リモートワークを行う上での弊害や改善した方がよいと思う点」について、複数回答可で答えてもらったところ、「社内メンバーとのやりとりや連携が不十分になりやすい」(36.7%)、「社内メンバーとの日常会話が少なくなる」(31.2%)、「オンオフの区別がつかなくなる」(27.0%)といった回答が上位に挙げられたそうです。