履歴書の項目で「本当に必要なもの」とは?…「自己PR」は3割弱にとどまる 採用担当者300人に調査

就職や転職活動で必ず必要となる「履歴書」ですが、自己PRや志望理由の作成に頭を悩ませている人も多いといいます。企業の採用担当者は履歴書についてどのように考えているのでしょうか。企業の採用担当者 300人に、履歴書の項目で本当に必要なものを聞いたところ、約7割の人が「基本情報」と「職歴」の2つだと回答しました。また、「自己PR」を本当に必要なものと考える人は3割弱にとどまったことが分かったそうです。 

株式会社キュービック(東京都新宿区)が2023年4月~5月にインターネットにて実施した調査です。

まず、履歴書でこれだけはないと困るという項目を聞いたところ、名前、生年月日、年齢、住所、連絡先、メールアドレスなどの「基本情報」が74.0%で最も多く、次いで「職歴」が68.7%となり、以下、「学歴」(47.3%)、「証明写真」(42.7%)、「志望動機」(39.0%)、「免許・資格」(38.3%)と続き、「自己PR」は26.0%、「自己紹介」は20.0%という結果となりました。

また、その理由について聞いたところ、「基本的に、連絡を取る手段を知りたい」、「経験の有無も基本給に反映させるので知りたい」といった声が寄せられました。

次に、今後一般的になりそうな履歴書の作成方法について聞いたところ、「パソコンやスマホで作成」と答えた人が87.0%と大多数を占め、「手書きで作成」と答えた人は11.0%となりました。

続いて、履歴書の証明写真についての考え方で共感できるものを聞いたところ、「スピード写真機で証明写真を撮影する」(57.7%)、「証明写真アプリなどスマホで撮影する」(39.0%)、「スーツ姿でなくても構わない」(38.3%)、「写真館やフォトスタジオで」(36.0%)などが上位に挙がりました。

さらに、履歴書の提出方法について聞いたところ、「データ送付が望ましい」が24.0%、「どちらかというとデータ送付が望ましい」が30.3%と、データでの提出を望む企業が半数を超える結果となりました。その理由を聞いてみると、「データの管理、保管が容易である」が最も多くの回答となりました。

最後に、これまで見た履歴書の中で印象に残っているものを聞いたところ、「達筆すぎたり、誤字脱字が多いと読めない」「手書きの履歴書で、文字が読みづらかった」「自己PRが長く、要点がまとめられていないと読む気がなくなった」などの回答が多く見られたといいます。

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