訪日外国人が不便に感じていること第1位は? 「言葉が通じない、わからない」を抑えてダントツ
地球の歩き方(東京・品川/代表取締役社長:新井邦弘)の運営メディアである、訪日外国人向け旅行情報サイト「GOOD LUCK TRIP(好運日本行)」では、同サイトを訪れた海外在住10代~60代以上の男女891人を対象に、「訪日中に困ったこと(=不便に思うこと)」について、インターネット調査を実施。ランキングを発表しました。
■外国人旅行者が訪日中に困ったこと第1位は「Wi-Fi環境」
外国人旅行者が訪日中に最も不便に感じることの第1位は「Wi-Fi環境」(31.5%)。次いで「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」(20.2%)、「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」(17.5%)と続き、言語の違いによる不便さが明らかになりました。
施設等のスタッフとコミュニケーションを取るシーンとして、例えば「飲食店の予約」が挙げられます。「日本滞在時、行きたい飲食店があった場合、どのように予約しますか?」という質問に対しては、最も多くの方が、事前のコミュニケーションを必要とする予約をせず、直接訪問(36.7%)していることが明らかになりました。次いで、ネット予約や、日本語ができる人に電話予約を依頼と続き、自分自身で電話予約をすると答えたのは回答者の10.5%に留まりました。
訪日中不便に感じることの6位、7位には、ショッピング等の支払いシーンにおける決済手段に関して困ったと感じる旅行者が多いことがわかりました。
「喫煙できる場所の少なさ・わかりにくさ」(14.4%)は8位だったものの、たばこを吸う習慣がある回答者(n=237)に絞ると44.3%で最も多い回答割合でした。国・地域によって法規制やマナーが異なる喫煙については、不慣れな旅先の国で戸惑っていることが伺えます。そこで、たばこを吸う習慣がある回答者に対して、「日本の喫煙できる場所 (喫煙所、分煙施設、飲食店、カフェなど)は十分あると思うか」を尋ねたところ、「喫煙できる場所は少ないと思う」(51.9%)が半数を超える結果となりました。
■訪日旅行者の急激な回復に合わせて備えておくこと
この調査から、外国人旅行者の受け入れのための環境整備は進んでいるとはいえ、まだ不十分な点があることが確認できました。Wi-Fi環境等のインフラ面の整備や、訪日層に合わせた多言語情報発信をあらためて見直し、急激に回復する訪日旅行者の受け入れに対応することが求められています。
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【調査対象】海外に住む10代~60代以上の男女
【回答者数】891人(英語圏106人、韓国語圏102人、簡体字圏103人、繁体字圏580人)
【調査期間】】2023年5月9日(火)~2023年5月15日(月)
【調査主体】訪日外国人向け多言語旅行情報サイト「GOOD LUCK TRIP」
【調査方法】インターネット調査