仕事量が多いときの解決策は?…「勤務時間を増やす」「他の人に仕事を割り振る」を超えた1位は

みなさんのなかには、「仕事量が多すぎてつらい」と感じている人も多いのではないでしょうか。そこで、仕事量が多いと感じている全国の20~60代以上の男女500人(女性299人/男性201人)に調査をしたところ、仕事量が多い理由は「人手不足だから」がダントツで最多となりました。また、解決策としては「仕事を効率化する」が最も多かったそうです。

株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が、「仕事量に関する意識調査」と題して2023年5月にインターネットで実施した調査です。

   ◇  ◇

はじめに、「仕事量が多い理由」を複数回答可で答えてもらったところ、ダントツで「人手不足だから」(224人)が最多に。次いで、2位「断れない性格だから」(68人)、3位「他にできる人がいないから」(44人)、4位「他人のフォローをしているから」(35人)」と続きました。回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:人手不足だから】

▽単純に「人が足りていないこと」が一番の原因(33歳男性)

▽ズバリ人員不足。今も減り続けています(47歳男性)

▽社内で人数を減らす傾向があるため(53歳女性)

【2位:断れない性格だから】

▽頼まれた仕事を断れず、どんどん溜まっていくから(21歳女性)

▽得意・不得意で選別をしないで、依頼があった仕事を全部受けてしまう(45歳男性)

【3位:他にできる人がいないから】

▽周りの人が、私のしている仕事を代わりにできない(29歳女性)

▽周りに同等のスキルをもつ人材がいない(33歳男性)

▽自分にしかできない作業のため(45歳女性)

【4位:他人のフォローをしているから】

▽周りの人の作業が遅くて効率も悪いため、私がやることになってしまう(39歳女性)

▽同僚があまりうまく仕事を回せないので、フォローしないといけない(50歳男性)

▽自分の仕事を抱えていても、他の人が困っているのを見ると手伝ってしまう(26歳女性)

   ◇  ◇

次に、「仕事量が多いことで仕事の品質に影響が出ることがありますか」と聞いたところ、82.6%の人が「影響が出ることがある」(頻繁にある:19.0%・たまにある:63.6%)と回答しています。

また、86.0%の人が「仕事量が多いことで身体的・精神的に悪影響がある」(とてもある:39.6%・まあある46.4%)と答えており、仕事量が増えた結果、十分な休息やリフレッシュができなくなり、心身に悪影響を及ぼすことがうかがえました。

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では、「仕事量が多いときの解決策」にはどのようなものがあるのでしょうか。複数回答可で答えてもらった結果、1位は「仕事を効率化する」(179人)でした。次いで、2位「他の人に仕事を割り振る」(115人)、3位「勤務時間を増やす」(72人)、4位「頑張りすぎない」(38人)と続き、全体的に大きく分けて「工夫して自分で何とかする」「周りに助けを求める」の2パターンとなりました。回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:仕事を効率化する】

▽行動する前に、すべきことの優先順位を考え、作業の効率化を図る(26歳女性)

▽業務の一部をできる限りプログラム化する(48歳男性)

▽スケジュールを立て、計画的にこなす(51歳女性)

【2位:他の人に仕事を割り振る】

▽同じチームの社員か、他部署の社員に仕事を頼む(28歳女性)

▽同僚に手伝ってもらい、仕事を時間までに終わらせます(37歳女性)

▽簡単な仕事はチームメンバーに割り振る(58歳男性)

【3位:勤務時間を増やす】

▽働く時間を増やす(28歳女性)

▽残業や早出をしてどうにか終わらせる(47歳女性)

▽キャパオーバーしているのを、残業によって解決している。残業くらいしか解決策がなかった(30歳男性)

【4位:頑張りすぎない】

▽無理せずできる量だけこなす(28歳女性)

▽無理をしない。できる範囲で切り上げる(57歳男性)

▽100%のパフォーマンスはせず、お客様に迷惑をかけない30%ぐらいで乗り切る(30歳女性)

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