夢のマイホームめぐって4人に1人が夫婦喧嘩 衝突の理由、2位間取り 1位は?
せっかく家を建てるのであれば、「家族全員が満足できる家を建てたい」とは思うものの、夫婦で意見が食い違うこともありますよね。そこで、全国の20~60代以上の男女416人(女性 200人/男性 216人)に調査をしたところ、約4人に1人が「家を建てる際に夫婦喧嘩をした」と回答しました。また、夫婦喧嘩の原因は「予算」が最も多かったそうです。
不動産情報サイト『幸せおうち計画』を運営する株式会社AZWAY(東京都豊島区)が、「家を建てる際に夫婦喧嘩をしたかについての調査」と題して2023年4月~5月の期間にインターネットで実施した調査です。
まず、「家を建てる時は誰の意見を優先しましたか」と聞いたところ、「妻」と答えた人は65.9%、「夫」と答えた人は34.1%という結果になりました。
さらに、「家を建てる際に夫婦喧嘩をしましたか」と聞いたところ、24.5%の人が「夫婦喧嘩をした」と答えています。
ちなみに、「夫婦喧嘩の原因」としては、「予算」(24人)が1位に。次いで、2位「間取り」(23人)、3位「内装やデザイン」(17人)と続きました。回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:予算】
▽お金がギリギリになるのにもっと高い物件も買えると喧嘩になった(40代男性)
▽契約後、リーマンショックとなり頭金にする予定の保有株評価額が激減したため(20代男性)
▽今の物件を見つけたときに、予算オーバーだったがこれ以上の物件は出てこないと旦那を説得した(40代女性)
【2位:間取り】
▽収納スペースについて、夫は「きりがない」、私は「子供のものはとても増える」(30代女性)
▽駐車場の位置について揉めました。南か東か北にするかで玄関の位置が変わり間取りも変わるので揉めました(60代以上女性)
▽予算の関係で書斎を削る必要があった。私はほかの部分で予算削減したかったが、妻は書斎はいらないと主張し喧嘩になった(40代男性)
【3位:内装やデザイン】
▽室内を和風にしたかったのですが、妻は洋風にこだわっていたので、部屋の一つを和室にして妥協した(40代男性)
▽夫は気密性や性能第一、私は見た目の可愛さが大事で、何度も揉めました(30代女性)
▽屋根の色について、私は明るい色の屋根が良かったのですが、主人は暗めの色ということで、結局は私がおれて、主人の好みの色にしました(40代女性)
最後に「夫婦喧嘩の際にどちらが折れましたか」と聞いたところ、「お互いの妥協策を見つけた」(43.6%)、「夫」(41.8%)、「妻」(14.5%)と言う結果になりました。結婚している場合、家は個人で使うものではないため、きちんと納得のいく形で折り合いをつけておくのが後々のためにも良さそうです。
また、「喧嘩した時の解決策」について回答者からは、「具体的にどこにどのようにしたいかの確認を行い、優先度が高い順にお互いの意見を取り入れた」(30代男性)、「提案されたもの以外で自分の希望のものを探す夫と、提案されたものから選ぶ私との対立で最終的には値段で妥協した」(50代女性)などの声が寄せられ、喧嘩をしてもそのままにせず、違った視点から検討したり、条件をつけたりとさまざまな方法で折り合いをつけて解決している人がいることがうかがえました。
他方で、「揉めなかった」と答えた人にその要因を教えてもらったところ、「お互いの優先すべきところを尊重してうけいれた」(30代女性)、「私が決めるのが不安な部分については夫に相談し、最終決断を夫にお願いした」(40代女性)といった声が寄せられました。