9割以上の獣医師が「診察に役立つ」と回答したものとは?…「治療方針が立てやすい」「状況判断の助けに」

CUFEIS株式会社(東京都港区)は、ペットの飼い主と獣医師504人(10歳以上のペット(犬猫)を飼育している人:254人、獣医師:255人)を対象に、「高齢ペットへのケアと介護の備え」に関する調査を実施しました。その結果、9割以上の獣医師が、病気やケガの治療などに役立てるため、「ペットの日々の記録」を残したほうが良いと回答しました。 

調査は、2023年3月にインターネットで実施されました。

最初に、10歳以上のペット(犬猫)を飼育している人に「ペットが高齢化した時に、どのように介護するか考えていますか?」と質問したところ、「よく考えている」は11.0%、「多少は考えている」は49.2%となりました。一方、「あまり考えていない」は31.9%、「まったく考えていない」は6.7%という結果に。

また、「ペットの日々の変化について記録は取っていますか?」と質問したところ、33.1%は「ほとんど取っていない」、34.3%は「まったく取っていない」と回答した一方、「たまに取っている」は15.9%、「定期的に取っている」は12.4%、「毎日取っている」は4.3%となりました。

次に、獣医師に「診察の際に、病気やけがの発見が遅く既に症状が進行していたというケースはありますか?」と質問したところ、9割以上の人が「ある」(よくある:52.6%、たまにある:44.7%)と答えました。

続いて、「ペットのケガや病気に気付けるように、日常生活のなかで行った方が良いことは何ですか?」と質問したところ、「食事量を管理する」と回答した人が54.1%と最も多く、以下、「日常の変化を記録する」(46.7%)、「排泄量・回数を管理する」(41.6%)、「歩き方、寝姿勢などをよく観察する」(32.9%)、「身体に触れる」(18.8%)と続きました。

また、「飼い主による日々の記録等が残してあると、診察の際に役に立ちますか?」と質問したところ、9割以上の人が「役に立つ」(かなり役に立つ:48.6%、ある程度は役に立つ:44.7%)と回答しました。

最後に、「高齢化したペットについては、特に記録を残しておいた方が良いと思いますか?」と質問したところ、ほぼ全員の獣医師(99.2%)が「良いと思う」と答えました。なぜ記録を残しておいた方がいいのか、獣医師に具体的な理由を聞いたところ、以下のような声が寄せられました。

▽症状の進行がわかり、治療方針が立てやすい(40代/男性/東京都)

▽状況判断の助けになる(50代/男性/京都府)

▽飼い主が変化に気付きやすくなり、獣医からのアドバイスも受けやすくなる(50代/男性/神奈川県)

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