ひとり残された子猫の写真に「この子だ!」今では赤ちゃんに寄り添う優しい"お姉さん"に…「365日『可愛い』と言ってる毎日」
■無邪気な天使
うにちゃん(2歳・メス)は、福井県動物愛護センターで保護されていた。他の兄弟は飼い主が決まったが、うにちゃんだけなかなか決まらなかった。そこで、ミルクボランティアの人が預かることになったという。
2021年2月、滋賀県に住む坂本さんは、インスタに投稿されていたうにちゃんの里親募集の写真を見て、どうしてもこの子を家族に迎えたい!と思った。一目惚れしたという。生後3ヶ月くらいになっていた。
坂本さんは小さな頃から動物がいる家庭で育ってきて、いつか自分に家族ができた時にお迎えしたいと思っていた。夫は猫を飼ったことがなかったので、坂本さんは猫のいる生活をたくさんプレゼンした。お願いし続けたら、やがて夫は折れてくれたという。
「2月21日にお迎えに行きました。初対面は写真よりも小さくて可愛くて、警戒することなく近寄ってきてくれました。無邪気なうにに一瞬にして心奪われました」
坂本さんはうにが大好きなので、うにちゃんという名前にしたそうだ
■365日「可愛い」と言ってしまう
うにちゃんは成長しても人間大好き。あまり警戒心がないのか、初対面の来客にもノリノリで遊んでもらおうとする。
坂本夫妻は、昨年の12月に赤ちゃんを授かった。
「うにもそっと赤ちゃんの近くにいて、お姉さんをしてくれています。娘はうにを見るとニコニコして喜び、大好きみたいです」
うにちゃんは、坂本さんが帰ってくると必ず玄関まで迎えに来てくれる。一緒にリビングまで行くと、ひっくり返ってお腹を見せて撫でてくれとせがむ。
「我が家では【おかえりの舞】と呼んでます。ちなみに、水をぶちまけたり、物を落としたり悪いことをして怒られる!と察した時も【おかえりの舞】をします(笑)365日『可愛い!』と言っている毎日です。たくさん食べて遊んで、無防備な寝顔を見ると幸せです」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)