【漫画】17年ともに暮らした最愛の猫が天国に 飼い主が思い出を綴ったエッセイ漫画にSNSが涙「大切な相棒、心の支えでした」

十数年の時をともに過ごした愛猫。大切な家族を亡くした飼い主さんの漫画がツイッターで大きな反響を呼んでいます。

投稿者は、エッセイ漫画家のかとひと(Twitter・Instagram:@33_hito)さん。「私のお姫さま」と題した漫画はツイッターで3万いいねがつき、「泣きました」「実家の猫を亡くした時のことを思い出した」と多くの涙を呼んでいます。

かとひとさんが愛猫と出会ったのは約17年ほど前のこと。猫が大好きだったというかとひとさんは念願の猫との暮らしに大喜びし、その三毛猫をあくびちゃんと名付け、あーちゃんという愛称で親しんでいました。

あーちゃんは臆病で人見知りな猫で、初日は本棚の後ろに隠れてしまったりとハプニングもあったそう。しかし、あーちゃんは徐々にかとひとさんに心を許し始め、塩対応なときがありながらも、かとひとさんが高熱を出した時に部屋の前でずっと待っていたりと、かとひとさんもあーちゃんからの確かな愛情を感じていました。

かとひとさんが一人暮らしを始めた時も、パートナーと一緒に住むことになったときもあーちゃんとともに生きてきました。なんでもない一日も悲しいことがあった日も、いつもそばにいてくれたといいます。

しかし、日々を重ねるにつれ、あーちゃんも歳を重ねてゆきます。薬を飲むようになり、すっかりおばあちゃん猫に。かとひとさんはあーちゃんとの別れのときが近づいていることに気づいていました。

ある日、あーちゃんの容態が落ち着いている間にと、かとひとさんが食材の買い出しに出ると、5分も経たないうちにパートナーから「あーちゃんが、けいれん…」と電話がありました。かとひとさんが大急ぎで帰り、名前を呼ぶと腕の中であーちゃんは静かに息を引き取ったといいます。まるでかとひとさんが戻るのを待っていたようでした。

かとひとさんは漫画であーちゃんへの書ききれないほどの感謝と愛情を綴り、「また会える日まで達者でいてね あなたは永遠に私のお姫さま」と締めています。投稿者のかとひとさんにあーちゃんについてお話を聞きました。

■投稿者のかとひとさんに聞いた

ーーあーちゃんはどんな存在でしたか。

「臆病な性格で何事にも慎重なタイプの猫ちゃんでした。特に知らない人がいると本当に猫ちゃんいるの?と言われるほど姿を隠してしまったり。そんな彼女が私の側でお腹を出してくつろいでる姿はとても愛しく好きでした。色々なことがある毎日で、しんどい時も嬉しい時もいつも側にいてくれる、大切な相棒でした。心の支えだったと思います」

ーー漫画は3万いいねがつくほどの反響です。

「本当に驚きました。読んでくれる皆さんにも皆さんの大切な存在がいて、同じようにお別れをしてきたことなどを教えていただけて、共に寂しさに寄り添う感覚に感じたり、また今大切な子がいるみなさんも、一日一日を大切に過ごしたいなどのお言葉いただけて、とても幸せな気持ちにもなりました。本当にたくさんの反応、ありがとうございました、とずっと温かく感じています」

ーーあーちゃんに今伝えたいことがあれば教えていただけますか。

「たくさん浮かぶ言葉はありますが、漫画にも描けましたので、『なんとか頑張ってるよー』とだけ伝えられたらと思います(笑)」

(まいどなニュース・門倉 早希)

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