ジムや接骨院に「女性担当者が必要」約8割…「悩みを相談しやすい」「男性担当者に触られることに抵抗感」

学校法人近畿医療学園 近畿医療専門学校(大阪市北区)は、「女性が感じるスポーツトレーナー」に関する調査を実施しました。女性が通っているジムや接骨院などの施設で、自分の担当者が「男性」だった場合にどう思うか聞いたところ、約半数の人が「抵抗感を感じる」と回答しました。また、女性の担当者が必要だと思う理由については、「女性ならではの身体の悩みを相談しやすいから」が最も多かったそうです。

調査は、整骨院・鍼灸院・ジム・病院・リハビリ施設に通う全国の女性1009人を対象として、2023年5月にインターネットで実施した調査です。

まず、「現在通っている施設」を複数回答可で答えてもらったところ、「病院」(40.9%)、「整骨院」(40.5%)、「ジム」(32.9%)、「鍼灸院」(13.4%)、「リハビリ施設」(3.8%)などが挙げられました。

また、「通っている施設の担当者が男性だった場合、抵抗感を感じますか」と質問したところ、47.2%の人が「抵抗感を感じる」(とても感じる:11.3%・少し感じる:35.9%)と回答。具体的な理由としては、「威圧感がある」(20代)、「汗をかいてるのをみられたくない」(40代)、「場所によっては触られたくないところもあり、そのことを言うと変に意識して気まずくなる」(50代)、「女性特有の悩みや相談が話しづらい」(60代)などの回答が寄せられました。

反対に、「通っている施設の担当者が女性だった場合、安心感を感じますか」という質問には、76.8%の人が「安心感を感じる」(とても感じる:33.0%・少し感じる43.8%)と回答。具体的な理由として、「体を見られたり触られたりしても同性なので不快にならない」(20代)、「普段見えない背中から腰やお尻の箇所を施術してもらいたい時は抵抗がなく安心する」(50代)などの意見が寄せられています。

さらに、79.7%の人が「通っている施設には、女性の担当者が必要だと思う」(大いに思う:36.3%・少し思う:43.4%)と回答しており、その理由を3つまで選んだもらったところ、「女性ならではの身体の悩みを相談しやすいから」(74.3%)がダントツで最多となったほか、「共通点の多いスタッフの方が親しみを持てるから」(40.2%)、「男性スタッフに触られることに抵抗感を感じるから」(39.3%)といった回答が上位に並びました。

多くの女性が通っている施設に女性担当者が必要だと思っていることが判明しましたが、実際に通っている施設に女性担当・スタッフはどのくらいいるのでしょうか。

そこで、「通っている施設の担当・スタッフの女性割合」を教えてもらったところ、「半数程度」(45.9%)、「ほとんどいない」(29.4%)、「ほとんど全員」(13.9%)、「全くいない」(10.8%)という結果になりました。

また、「女性担当・スタッフの理想的な割合」については、「5割~4割」(46.3%)、「8割~6割」(22.8%)、「3割~2割」(13.8%)などに回答が集まりました。

「施設側の女性スタッフが多いことのメリット」については、「年齢層の若い女性の患者さんが増える」(40代)、「明るく、和やかな雰囲気が増える」(40代)、「掃除やその他細かいことにも気配りが届く」(50代)、「男性に抵抗のある人は通いやすくなり需要が増える」(50代)といった意見が寄せられたそうです。

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