父親を亡くし悲しみの家族、もと繁殖犬を迎えると…散歩で人や犬を見るとすぐにヘソ天、天真爛漫な姿に笑顔がもどった
■天真爛漫で無邪気な犬
アボカドくん(推定6~8歳・オス)は、ブリーダーのところで繁殖犬をしていた。3~5歳の時に保護団体にレスキューされて引退したという。
東京都に住むTさんは、父親を亡くして、家の雰囲気が暗くなったので犬を飼おうと思って探していいた。譲渡サイトを見てアボカドくんを見つけ、すっかり気に入ったという。天真爛漫で無邪気な顔が印象的だった。
2020年07月20日、お見合いに行くと、アボカドくんは人見知りせずに懐いてくれた。Tさんは、すぐに心を掴まれてしまったという。
■家族が結束、健康的な暮らしになった
初めて家に来た日、アボカドくんはしばらくキョトンとして落ち着かない様子だったが、すぐに馴染んだそうだ。名前は、保護団体さんが着せていたハーネスが緑色で、身体がコロコロしていたので、甥っ子が「アボカド」と名付けた。
誰にでもフレンドリーで、優しいアボカドくん。
「散歩していても、すぐ人や犬に懐いてへそ天して転がっています。たいてい相手は呆気にとられてドン引きしてしまいますが。工事現場で作業している方や配送の仕事をしている方が好きで、見かけると、ずつと見つめたままその場から離れなくなってしまいます」
アボカドくんを迎えて、Tさん宅は家族が結束するようになり明るくなったという。Tさんは、散歩など、毎日のお世話のために、規則正しく健康的な生活を送るようになったそうだ。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)