「通勤に2時間かかる家」…家賃がいくら安くなれば許容できる? 3位「3万円」、2位「5万円」

みなさんは、通勤・通学に”片道2時間”かかる家と”徒歩10分”の同じ家がある場合、毎月の支払いがいくら安ければ2時間の家を選びますか。全国の10~60代以上の男女500人(女性 255人/男性 245人)に聞いたところ、3人に1人が「10万円以上安くても”片道2時間以上”の通勤・通学は厳しい」と回答したそうです。

不動産情報サイト『幸せおうち計画』を運営する株式会社AZWAY(東京都豊島区)が、「通勤時間の調査」と題して2023年4月にインターネットで実施した調査です。

まず、「理想の通勤時間」を聞いたところ、1位は「30分未満」(288人)でした。次いで、2位「10分未満」(166人)、3位「45分未満」(24人)と続き、10分未満よりも30分未満の方が多くなっていることから、単純に通勤・通学時間が短ければ短いほど良いというわけではないことがうかがえます。

では、通勤・通学に”片道2時間”かかる家と”徒歩10分”の同じ家がある場合、毎月の支払いがいくら安ければ2時間の家を選ぶのでしょうか。

調査の結果、1位は「10万円以上安くても厳しい」(161人)で、3割以上の人が回答しました。次いで、2位「5万円」(100人)、3位「3万円」(77人)という結果になり、多くの人が「2時間の通勤」に対し後ろ向きな意見を持っていることが明らかになりました。

実際に「理想の通勤時間」では、「45分以上」を選んだ人は極端に少なく、「1時間以上でも構わない」を選んだ人は500人中わずか2人だったといいます。

ちなみに、「通勤・通学時の楽しみ」について回答者からは、「1人になれる数少ない自由時間なので特に不満はない」(30代女性)、「スマホの機能と便利なアプリのおかげで数年前とは比べ物にならないほど快適に通勤できている」(40代男性)、「自分の好きな音楽を聴いて電車に乗るのが通勤の楽しみ」(20代女性)などの声が寄せられました。

一方、「通勤・通学時の不満」としては、「座れなくて体が痛くなるので、会社についた時点でヘロヘロ」(20代男性)、「コロナ禍を経験しても混雑が一向に解消されない」(50代男性)、「電車の中で話し声がうるさい人がいる時は嫌な気持ちになる」(30代男性)などの意見が目立ち、実際に2時間近くかかっている人からは「長時間通勤による疲労がひどい」といった意見が挙がっていました。

最後に、実際の「通勤・通学にかかる時間」を教えてもらったところ、1位「30分未満」(210人)、2位「10分未満」(87人)、3位「45分未満」(78人)という結果になりました。なお、「賃貸」と「持ち家」で比較した結果、どちらの住居形態でも同様の順位になっており、住居形態によって通勤時間に差はみられませんでした。

また、「通勤・通学中の過ごし方」については、「スマホゲームをしたり動画を見たり副業をしたりしている」(30代女性)、「スマホでニュースのチェック、ポイ活、スーパーのチラシチェック」(40代女性)、「SNSのチェック時々読書」(50代女性)など、スマホを活用している人が多かったほか、「ラジオ英会話を聞く」(40代女性)、「資格試験の参考書を見て勉強」(30代女性)など、通勤時間を有効活用している人も見受けられました。

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