一人暮らしの独身女性が「住みたいと思う都内のエリア」…2位「四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋」に差をつけた1位は?
都内に住む一人暮らしの独身女性のみなさんは、東京のどのエリアに住みたいと考えているのでしょうか。株式会社クレアスライフ(東京都港区)が運営するWebサイト『不動産投資スクエア』の調査によると、最も多かった回答は「渋谷・恵比寿・代官山エリア」でした。また、マンションを借りる際に優先する項目については、8割超の人が「治安の良さ」を挙げたそうです。
調査は、同社の都内マンションに住む独身女性305人(20代以下:46.2%、30代:34.4%、40代:14.4%、50代以上:4.9%)を対象として、2023年4月にインターネットで実施されました。
まず、東京において単身で住替えする場合(広さは同じ場合)において、「住みたいエリア」を教えてもらったところ、「渋谷・恵比寿・代官山」(17.4%)が最多となったほか、「四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋」(9.5%)、「目黒・白金・五反田」(8.5%)、「新宿・代々木・大久保」(7.9%)、「六本木・麻布・広尾」(7.5%)という結果になりました。
年代別では、「渋谷・恵比寿・代官山」が「20代以下」(19.9%)、「30代」(14.3%)、「40代」(18.2%)で最多に。他方、「50代以上」では「四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋」が26.7%もの支持を集めています。さらに、30代は「六本木・麻布・広尾」(12.4%)の人気も高くなっていたほか、40代では「新宿・代々木・大久保」(18.2%)が同率で最多となっていました。
次に、「自宅から職場までの通勤時間の許容範囲」を聞いたところ、「30分以内」(40.3%)、「45分以内」(22.3%)、「1時間以内」(19.3%)といった回答が上位となり、1時間以内の通勤時間であればそこまでストレスを感じないことがうかがえました。
さらに、「最寄り駅までの時間は、徒歩何分までが許容範囲ですか」と聞いたところ、「徒歩10分以内」(35.7%)、「徒歩8分以内」(27.2%)「徒歩5分以内」(17.4%)などに回答が集まり、徒歩15分以内が1つの目安になっていることがうかがえます。ちなみに、「徒歩3分以内」の極端な駅近物件を求める女性は5.2%と少数派でした。
また、「会社までの乗り換え回数」については、「乗り換えなし」(47.2%)、「1回」(35.4%)など、1回以下の割合が8割を超える結果となりました。
同社は、「通勤時間が少し長くなっても乗り換え回数を少なくしたい女性が多いのではないかと考えられます」とコメントしています。
防犯面を気にする人に多いのが、マンションの階数。そこで、「マンションの理想の階数」について調査をした結果、半数を超える人が「高層階(6~9階)」(52.1%)と回答しており、防犯上安全なイメージが強いことがうかがえます。
さらに、「高層階(6~9階)」「最上階(10階)」と答えた196人に対して、「高層階なら他の階よりもどれくらい賃料がアップしても構いませんか」と聞いたところ、「5000円」(23.0%)、「3000円」(21.9%)、「1000円」(16.3%)などに回答が集まり、全体の8割近くの人が「賃料アップしても構わない」と答えています。一方、「高くなるなら選ばない」という人も16.8%と、一定数みられました。
最後に、マンションを借りる際の「優先する事項」を3つまで選んでもらったところ、特に「治安の良さ」(81.0%)、「コンビニ・スーパーの近さ」(76.4%)などが多かったほか、「周辺の道の明るさ」(31.1%)、「災害リスクの低さ」「周辺の静けさ」(いずれも21.6%)といった回答も挙げられていたそうです。