【合宿免許あるある】授業・運転教習では「スケジュールが忙しい」が最多…合宿所生活での1位は?
免許取得まで最短で14日(所持免許なしで普通車ATの場合)といわれる「合宿免許」。実際に合宿免許に行ったことのある人は、どのような感想を持ったのでしょうか。合宿免許に行ったことがある全国の18~49歳の男女1019人に調査をしたところ、合宿免許に“ありがちなこと”について、授業や運転教習では「スケジュールが忙しい」が最多となりました。また、合宿所での生活では「近くに遊ぶ場所がない」が最も多かったそうです。
株式会社サクラス(東京都中央区)が、「合宿免許あるあるに関する調査」と題して2023年4月にインターネットで実施した調査です。
はじめに、「教習所ではなく合宿免許を選んだ理由」を複数回答可で教えてもらったところ、「短い期間で免許が取得できる(と思った)から」(82.5%)がダントツで最多となりました。そのほか、「教習所に通うよりも安い費用で済む(と思った)から」(43.2%)、「確実に免許が取得できる(と思った)から」(22.1%)といった回答が挙げられており、「期間」「費用」の面で合宿免許を選ぶ人が多いことがうかがえます。
次に、「合宿免許の“あるある”」について調査を実施。まず、「授業や運転教習での“あるある”」を複数回答可で答えてもらったところ、「スケジュールが忙しい」(51.0%)が最多となりました。次いで、「授業内容や運転を覚えることが難しい(期間が短いため)」(34.8%)、「教官が個性的」(34.6%)、「教官が怖い」(20.3%)、「ストレスがたまることが多い」(20.0%)、「合宿の期間が延びる(延泊)」(15.2%)と続きました。
教習内容や教習時間は法令で定められているため、通学でも合宿でも変わらないものの、教習のスケジュールが忙しいと感じている人が多いようです。
また、「合宿所生活での“あるある”」については、「近くに遊ぶ場所がない」(52.4%)が最多となったほか、「合宿所が汚い、もしくは古い」(32.1%)、「食事が美味しくない」(24.7%)、「門限や規則が厳しい」(22.9%)、「仲間や友達ができない」(18.2%)、「Wi-Fiがない(通信環境が悪い)」(17.5%)などが上位に並びました。
合宿免許の“あるある”エピソードとして回答者からは、「友達もできて毎日修学旅行みたいで楽しかった」(20代女性)、「毎日、教習を終えると送迎バスで温泉へ連れて行ってくれた」(20代男性)、「怖かった教官が、終わるころには仲良くなって、飲みに行くようになった」(40代男性)など、楽しい思い出となったエピソードが寄せられた一方で、「自由時間も勉強漬け」(10代女性)、「仲間が出来るかもと思ったが、スケジュールが忙しく、そんな余裕が無かった」(40代女性)といった、理想と現実のギャップを感じたエピソードも寄せられていました。
さらに、57.8%と6割近くの人が「身分証や筆記用具、スマホや着替えなど一般的に必要とされる物以外で、特に“持ってくれば良かった”と思ったアイテムがあった」と回答。
そこで、「合宿免許に持っていくと良いと思う物」を複数回答可で答えてもらったところ、「レンタルWi-Fi」(40.4%)、「延長コード」(36.3%)、「ウェットタオル(除菌ペーパー)」(26.2%)、「マルチコンセント」(23.8%)、「爪きり」(22.9%)といったアイテムが挙げられたそうです。
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【出典】
▽株式会社サクラス/ゼネラルリサーチ調査