パートナーの浮気調査を探偵事務所に依頼した場合、どのくらいの確率で「クロ判定」が判明するのでしょうか。探偵事務所に浮気調査を依頼した経験のある全国の男女1016人に調査をしたところ、8割強の人が「浮気調査によって“クロ”だと確定した」と回答しました。また、浮気の実態については、半数以上の人が「詳しいことまで判明した」と回答したそうです。

株式会社HALが運営する『HAL探偵事務所』（東京都新宿区）が、「浮気調査でクロと判明する割合に関する調査」と題して2023年6月にインターネットで実施した調査です。

調査によると、「浮気調査によって、浮気は“クロ”だと確定した」と回答した人は84.6％。

また、「浮気は“クロ”だと確定した」と回答した859人に対して、「浮気の実態の調査結果」について教えてもらったところ、「詳しいことまで判明した」（55.7%）、「ある程度のことは判明した」（42.8%）など、9割を超える人が「浮気の実態が判明した」と答えており、浮気調査が全くの空振りに終わることは少ないことがうかがえました。

さらに、「パートナーは誰と（または、どこで）浮気していましたか」と複数回答可で聞いたところ、「仕事関係（職場の同僚や取引先の相手、バイトなど）」（51.8%）、「友人や知人（もしくは、そのパートナー）」（34.8%）、「飲み屋やキャバクラなど」（18.1%）、「マッチングアプリやSNSなどで知り合った相手」（17.0%）などが上位に並び、8割以上の人が仕事先または、友人・知人など、身近な人と浮気をしていたことが明らかになりました。

なお、「浮気の原因」については、「パートナーが浮気性だった（刺激を求めている、遊び感覚で浮気をしているなど）」（33.8%）、「連絡や会う機会が少なかった（遠距離恋愛による寂しさなど）」（29.3%）、「相性が合わないとわかったこと（趣向や性格、スキンシップなど）」（28.1%）、「パートナーの恋愛感情が冷めてしまっていた（22.6%）」、「パートナーの浮気相手が魅力的だった」（15.0%）といった回答が挙げられ、パートナーの人間性が原因という人が少なくないことがうかがえます。

また、81.3％の人が「浮気が確定した後、パートナーが非を認めた」（全面的に非を認めた：34.6%・ある程度の非を認めた：46.7％）と答えた一方で、18.7％と約2割の人は「非を認めなかった」と答えており、写真や音声など、確固たる証拠が必要だといえそうです。

他方、「パートナーへの浮気疑惑は“シロ”だと確定した」と答えた157人に対して、「“シロ”だと判明したことに対して、どのくらい納得できましたか」と聞いたところ、73.9％の人が「納得できた」（とても納得できた：21.7%・ある程度は納得できた：52.2%）と回答。「納得できなかった」と答えた人は26.1％でした。

さらに、「パートナーが“シロ”だと判明したことに対して納得できなかった」と答えた41人のうち、73.2％が「浮気しているという疑惑は残っている」と回答。

また、「疑惑が残った理由」を複数回答可で教えてもらったところ、「浮気しているパートナーが調査をすり抜けたと思うから」（43.3%）、「浮気調査を依頼する前と状況が変わっていないから」「浮気調査の精度が悪いと思ったから」（いずれも26.7%）、「探偵事務所が信頼できなかった」（23.3%）、「浮気調査に問題があった（尾行がバレてしまったなど）から」（13.3%）などが挙げられ、怪しい言動などからパートナーの浮気を確信している場合、調査結果に疑惑が残る人が多いようです。

浮気が“クロ”だと確定しても非を認めない場合や、“シロ”だと判明したことに納得できない場合などさまざまなケースがありましたが、やはり「確固たる証拠」が重要になってくることが分かりました。では、証拠集めはどのように行うのが良いのでしょうか。

そこで、「浮気を認めさせるだけの証拠（確証）集めは、自分だけでも行えると思いますか」と聞いたところ、「自分だけでも集められると思う」と答えた人は54.0％、「自分だけでは難しいと思う」と答えた人は45.8％とほぼ半々の結果となりました。

最後に、浮気調査を検討している人へのアドバイスを教えてもらったところ、「どのような調査をするのか、 詳細をよく聞いておく」（40代女性）、「どこまでやってくれるかを明確に聞いてメモや録音しておいた方が良い。信頼関係が大事なので信用できなさそうな人には頼まない」（40代女性）、「どのくらいの代金が掛かるかを必ず確認する」（40代女性）、「追加料金がかからないかをはじめから明確にする」（40代男性）といった意見が寄せられたそうです。