インターンシップで、就活生はどこを見ている?…2位は「社員同士の仲の良さ」、気になる1位は

就活生のみなさんは、企業のインターンシップに参加する際にどのようなことを注目しているのでしょうか。株式会社ハースト婦人画報社(東京都港区東京)がこのほど発表した「就職活動とインターンシップに関する意識調査」によると、最も多い回答は「社員の雰囲気・オーラ」だったそうです。

調査は、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫、京都在住の20代の学生の男女1050人を対象として、2023年4月にインターネットで実施されました。

調査によると、就職活動中および、いずれは就職活動をする予定の学生(612人)のうち、76%が「インターンシップに興味がある」(とても興味がある:30%・やや興味がある:46%)と回答しました。

続いて、「インターンシップに興味がある」と回答した465人に対して、「もしインターンシップに参加するとしたら、その企業のどのような点に注目したいですか」と複数回答可で聞いたところ、「社員の雰囲気・オーラ」(72.3%)が最多となりました。

そのほか、「社員同士の仲の良さ」(57.2%)、「社員が休日にちゃんと休んでいるか」(55.5%)なども上位に挙げられ、社員の人となりやワークライフバランスの実情など、求人票の情報だけでは見えづらい点に注目していることがうかがえます。

次に、全回答者に対して、「就職活動に関する疑問や要望」を複数回答可で答えてもらったところ、「決まった時期に新卒一括採用するのではなく、通年採用してほしい」(36.5%)、「リクルートスーツではなく、自分らしい服装・髪型での就活をしたい」(31.7%)、「企業とのやりとりはメールよりSNSダイレクトメッセージがよい」(19.8%)、「新卒社員も総合職採用ではなくジョブ型採用にしてほしい」(13.7%)といった回答が上位に挙げられたほか、「エントリーシートではなく、動画や写真などで自由に自己PRしたい」(10.1%)という回答も挙げられ、SNSを身近なツールとして育ったデジタルネイティブ世代ならではの意見が見受けられます。

最後に、「企業に関心をもつきっかけとなる情報源」について複数回答可で答えてもらったところ、「就活ナビサイト」(49.6%)、「企業説明会」(42.9%)、「インターンシップ」(42.5%)、「企業のウェブサイト」(41.5%)などが上位を占め、就活ナビサイトで広く企業の情報を収集し、個別の企業説明会やインターンシップで企業の中の人の声を聞いて企業理解を深めている傾向が見られます。

また、「SNS」(32.9%)も挙げられており、「もっと手軽に生の声を聞きたい」「情報をもっと身近に感じたい」という学生たちにとっては、InstagramやTwitterなどのSNSも就職活動に有用なツールとなっていることがうかがえたといいます。

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