【そんなわけないだろー!】「生ガキはRのつく月しか食べちゃダメ?」「仏滅に退院してはいけない?」…親や祖父母に言われた“くだらない迷信”

気温が上がり、虫たちが元気になる季節。部屋にクモが現れたときに「朝のクモは退治してはダメ」と言われたことはありませんか?日本にはたくさんの迷信がありますよね。とくに年齢が高い人ほど迷信を重んじる傾向があり、親や祖父母から迷信を聞かされた経験がある人は多いでしょう。そこで、迷信にまつわるエピソードを集めてみました。

■今は1年中食べられるものなのに…

U子さん(埼玉県在住、30代、パート)はゴールデンウィークに家族で仙台に旅行しました。三陸で生ガキを初体験し、あまりの美味しさに驚いたU子さん。家族で生ガキを食べている写真を実家の母に送ると「生ガキはRのつく月しか食べちゃダメ!」という返信がすぐに届きました。Rがつく月とは英語で表したときのことで、9月から4月までを指しています。

写真を送ったのはゴールデンウィークの後半の5月。たった3日ですがオーバーしています。しかし、すでに食べてしまったものは仕方ありません。それでも指摘されると気になってしまうU子さん。「でもオイスターバーなら1年中生ガキ食べられるし…」と、なるべく気にしないようにしました。なお、その後も家族全員とくに体調に異変はなく、家族旅行から帰宅してからも元気いっぱいでした。

■退院日「別の日にしてもらいなさい」

食べ物関連以外にも、ちょっと困ってしまう迷信はありますよね。昨年出産したA美さん(福岡県在住、20代、育休中)は、出産した病院を退院するときに、祖母と少し揉めてしまいました。というのも、退院予定日が仏滅で、祖母が「お医者様にお願いして別の日にしてもらいなさい!」としつこく言ってきたからです。

しかし、A美さんは産後母子ともに健康で、入院を伸ばす理由は何1つありません。しかも、たまたま出産が重なり個室に簡易ベッドを置いて相部屋にするほどの混雑ぶり。迷信を理由に入院を引き延ばしたいと言えるはずもなく、A美さんは予定通り退院しました。すると、初曽孫を見に来た祖母から「赤ちゃんやA美に何かあったらどうするの!?」と説教されてしまいます。産後で心身疲弊状態のA美さんはうんざり。「くだらない迷信を押し付けないでほしい…」と思ってしまいました。

■悪いことをすると鬼が来る!?

迷信が近代化するケースもあります。悪いことをする子どもに向かって「そんなことしてると鬼が来るよ!」と脅かすのは、昭和からのあるあるですよね。令和では「鬼が電話をかけてくるスマホアプリ」があり、子育てに活用する親もいるようです。時代が変わっても鬼の効果は絶大。しかもアプリでリアリティのある演出までされたら、子どもはすっかり信じてしまうでしょう。

そもそも「迷信」には「道理が合わない言い伝えなどを頑なに信じること」という意味があります。「迷信」には科学的根拠はありません。それでも言われると気にしてしまうのが人間心理ですよね。この他にも、みなさんからいただいた迷信のエピソードを紹介します。

▽40代男性

「一年の計は元旦にあり」から「一日の計は朝にあり」という母。朝から兄弟喧嘩や、言い争い、文句を言ったり、泣いたりすることを過剰に嫌がられました。

▽40代女性

「ご飯粒を残すと目がつぶれる」夫が言われて育ったのでしょう。子供たちにも強制します。出されたものを残さず食べる、がモットーの人なので、つい多めに料理を出すと「こんなに食べられるか!」と私は怒られ、子供には無理に食べろと強要します。

▽30代男性

「罰が当たる」をやたらと気にする母。自分の身に良からぬことが起こるとなんでも「罰が当たったんやわ」と自分の過去の行いを悔いる。若干めんどくさい生き方をしていると感じる。

▽30代女性

「玄関の靴を揃えないと泥棒が入る」と玄関の靴がそろってないことに異常に厳しい母。娘の私の家に遊びに来ても、玄関の靴を全部揃えてから入ってくる。

(まいどなニュース特約・わたなべ こうめ)

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス