1078人に聞いた パンデミックは再び起きますか 準備しておきたいもの、消毒液、除菌シートを上回った備品は
株式会社JOSOLAB(東京都港区)は、全国の20~60代男女1078人を対象に、「防菌対策」に関する調査を実施しました。その結果、2023年3月13日以降のマスク着用については、どの年代においても「常に着ける」は3割前後、「状況に応じて着けたり外したりする」は6割~7割程度に上ることが分かりました。
調査は、2023年3月にインターネットで実施されました。なお、回答者の年代の内訳は、20代:208人、30代:225人、40代:216人、50代:216人、60代:213人となっています。
調査によると、76.7%の人が「新型コロナウイルスの感染拡大で防菌意識に変化があった」(とても変化した:34.9%・やや変化した:41.8%)と回答し、多くの人に意識に変化があったことがうかがえました。
なお、「変化があった」と答えた人からは、「アルコールの%や成分をよく見てから購入するようになった」(40代女性)、「玄関や車のダッシュボードなどにまで消毒液を置くようになった」(60代女性)などの声が寄せられています。
さらに、「防菌対策として行っていたもの(複数回答)」を新型コロナウイルス感染「拡大前」と「拡大後」でそれぞれ答えてもらったところ、「拡大前」では「手洗い・うがいの実践」(59.4%)、「マスクをつける」(46.8%)、「防菌・除菌・抗菌アイテムの使用」(28.4%)、「人混みや混雑を避ける」(25.8%)、「特に何もしていない」(22.5%)などが上位に挙げられました。
一方、「拡大後」では、「マスクをつける」(83.2%)、「手洗い・うがいの実践」(75.2%)、「防菌・除菌・抗菌アイテムの使用」(60.7%)、「人混みや混雑を避ける」(60.1%)などが上位となり、特に感染拡大前は3割程度と低かった「防菌・除菌・抗菌アイテムの使用」が6割を超える結果となっています。
続いて、「2023年3月13日以降のマスク着用について、どのように考えていますか」と聞いたところ、どの年代においても「常に着ける」(20代:34.3%・30代:34.4%・40代:29.2%・50代:31.4%・60代:21.5%)は3割前後となりました。
他方、「状況に応じて着けたり外したりする」(20代:62.3%・30代:58.4%・40代:63.9%・50代:65.2%・60代:76.1%)は6割~7割程度に上っており、感染状況の様子を見ながら慎重に、という人が多くなっていた一方で、「常に外す」と回答した人は、いずれの年代も1割に満たない結果となりました。
さらに、「今後もパンデミック(世界的大流行)は起きると思いますか」という質問には、いずれの年代も6割以上が「起きると思う」(20代:65.4%・30代:75.1%・40代:76.4%・50代:81.5%・60代:89.7%)と回答しています。
そこで、「今後もパンデミック(世界的大流行)は起きると思う」と答えた837人に対して、「パンデミック(世界的大流行)に備えて準備しておきたいもの」を複数回答可で教えてもらったところ、「マスク」(92.8%)、「アルコール消毒液/ジェル」(73.1%)、「除菌シート」(41.8%)といった回答が上位に並びました。
回答者からは、「一定の基準プログラムや防災マニュアルを作成しておくと良いと思う」(30代男性)、「それぞれが感染防止対策を実践すること」(60代男性)、「パニックにならないことが重要。また、正しい知見に基づいた行動をとることも必要」(60代男性)などの意見が寄せられました。