ブロッコリーは茎も枝も葉もおいしく食べられる! ブロッコリー農家直伝レシピが話題 きんぴらやふりかけ風にも早変わり
栄養たっぷりでダイエット食としても人気の野菜、ブロッコリー。
今、Twitter上ではそんなブロッコリーの普段よく食べられる花蕾(からい)以外の部分を美味しく食べるためのレシピが大きな注目を集めている。
「Q. ブロッコリーのブロッコリーっぽくないところはどうやって食べたらいいですか?
A. ブロッコリーの森めいた部分以外の食べ方、ということで部位ごとにオススメを挙げさせていただきます」
と件のレシピを紹介したのはブロッコリー等の農産物を手がける有限会社安井ファームの公式Twitterアカウント(@yasuifarm)。
茎は、外側の固い部分をピーラーで剥いてからすり下ろし、たらこと和えることでフレッシュサラダに。
ピーラーで除いた部分も、細かく刻んでかつおぶしとともにバター醤油で炒めれば、ふりかけ風に食べることができるという。
枝のような部分は細かく刻んでから砂糖、醤油、みりんで炒めればきんぴら風に。
そして大半の人が捨てていたであろう葉も、さっと茹でて酢醤油につけると美味しく食べられるということだ。
ブロッコリーを余すところなく美味しく食べられるこのレシピに、Twitterユーザー達からは
「森めいた部分www
声に出して言いたくなるし声出して笑ったw」
「目から鱗のメニューがいっぱいでびっくりしています!
八百屋に勤めております。
こちら、店先で紹介させていただいてもよろしいでしょうか?」
「ブロッコリーのこの部分惜しむことすらなく捨ててたわ…
ちゃんと活用しなきゃね」
など数々のコメントが寄せられている。
安井ファームのTwitter担当者にお話を聞いた。
ーー今回のご投稿のきっかけをお聞かせください。
担当者:日々のTwitter運用の中で、ブロッコリーの茎の食べ方についてしばしば尋ねられる機会があり、この頃は以前と比べて、茎が可食部として認知されてきた実感がございます。
一方でスーパーのブロッコリー売り場を訪ねてみると、その場に枝や葉っぱが残されているか、あるいは備え付けのゴミ箱に捨てられている光景を見かけることがあり、森めいた部分(花蕾)と茎以外の部分はまだまだ可食部として認知されていないように感じておりました。
そこでこの状況に対して何かできることはないかと思い、この度の発信に至った次第でございます。
ーーブロッコリーの茎、枝、葉それぞれの味わいの魅力をお聞かせください。
担当者:茎はアスパラのようなイメージで甘く、枝は大根の葉のイメージでシャキシャキ感が楽しく、葉はケールのようなイメージで、ほんのりとクセになる苦味があるというのが、それぞれ魅力的です。どれも森めいた部分とはまたひと味違った食材ですので、ご活用いただくことで料理の幅を広げていただければと思います。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
担当者:受け手あっての反響ということで、まずはツイートをご覧いただいたすべてのみなさまに厚く御礼申し上げます。
可食部として認知されていないという背景から、「伝わりやすさ」に重きをおいて言葉を選んだため、その言い回しに対するツッコミであったり、みなさんのオススメレシピであったり、本当に予想を超える反響をいただきまして、おかげさまで一時は「オッケーブロッコリー」がトレンドで確認できるほどでした。
今回の投稿を通して、たとえほんの少しでもブロッコリーは捨てるところがほとんどない、という認識が広がるきっかけになればいいなと思います。
◇ ◇
安井ファームは昨年2月にブロッコリーに特化したレシピ本「日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ」(KADOKAWA)を上梓。こちらでもブロッコリーの魅力を引き出したレシピが多数紹介されているので、興味のある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)