「これ知らない人多すぎる」スマホでの撮影は“ズーム”しないと歪みます!ズーム前後の比較画像が話題に

スマホで写真撮影する際のズームの効果にふれたツイートが、12万件を超えるいいねを集めています。極端な広角(広い画角)で人物を撮影すると、鼻が大きくなるなど実際より歪んで写ってしまうもの。ツイートでは人形を1倍(デフォルト設定)と4倍で撮影して比較しており「これまで子供を撮っても違和感があったのはこれか」「人を撮る時はズームしよう…」といった反応が寄せられています。

投稿したのは、大阪を拠点に活動する人形作家の藤本晶子さん(@shoko_doll)。人形の完成後に「可愛い顔ができたからツイートしよう」と、最近手に入れたiPhone 14 Proのカメラを向けたところ、実物とのあまりの違いに驚いたそうです。藤本さんは1倍と4倍で撮った写真を比較。4倍で撮ったものが実物に近いといい、「ズームで撮るの知らない人が普通に展示会で(※自身の作品を)パシャパシャ撮るとつらい」とも投稿しています。

iPhone 14 Proのメインカメラの焦点距離は24mm(35mm判換算)。30mm以上だった初期のiPhoneと比べるとかなり広角になっています。ちなみに今年発売されたソニーXperia 1Vのメインカメラは24mm、GoogleのPixel 7aも25mmで、このくらいが現代のスマホの標準値になっているようです。

■ポイントは「少し離れてズームに」

広角で撮影すると広い視野を捉えることができ、風景などを撮る時には有効です。一方で遠近感が強調され、歪みが出てしまうデメリットもあります。

藤本さんの比較写真でも、1倍で撮影した方は顔の中央がせり出すように写っています。目が実際よりも離れて見えたり鼻がやや大きく見えたりしているほか、頭の形も違います。

今回は被写体が人形でしたが、これは人物でも同じこと。適度に被写体から離れ、ズームすることでこれまでよりも可愛く/かっこよく撮ることができるかもしれません。適切なズームの倍率は機種や個人の体感にもよりますが、ツイートへの反応では「2~3倍ぐらいにするだけでも全然違う」(iPhoneユーザー)といった声もありました。

美術館の絵画や手元の資料といった四角いものを歪みなく撮りたいという時にも、ズームは有効でしょう。一方で人物に近寄って迫力を出したり、人物の手前にあるものを強調したりする場合は広角が有効ですから、状況によって使い分けてみましょう。

ツイートを見て実際にペットや家族などを撮影してみた人も多く「本当だ、全然違う」と驚きの声も。「子供の写真を撮っても『あれ?』となっていたけどこういう事だったのか…」「人に撮ってもらう時はズームしてもらおう」「ポートレートで広角はだめって、意外と知らない人多いよね」といったコメントがありました。

(まいどなニュース・小森 有喜)

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