交通事故で瀕死の猫「絶対私が幸せにする!」 回復し、ご飯をニャーニャー催促する甘えん坊に
やまとくん(オス)は、2017年6月、練馬区内で交通事故に遭った。瀕死のところを、優しい猫好きの方が保護し、病院に連れて行ってくれたという。その方はマンションの規約の関係で、その時飼っていた猫以上に猫を飼うことが出来ず、やむなく保護猫団体さんへ預けたそうだ。
東京都在住のNさんは、猫を飼いたいと思っていたので、やまとくんの事故のことが書いてあるブログを目にして、やまとくんのことを知った。
「ブログでやまとが登場したのが2017年の6月、交通事故にあってからなかなか貰い手がおらず、かわいくていい猫なのにどうしてなんだろうと思っていました。そのうちだんだん、貰い手がいないなら、私が飼って幸せにしてあげたい!と思い決めました」
Nさんは保護猫団体のスタッフの家にお見合いに行った。ビビりな性格のやまとくんは、ビクビクしてほぼ顔を見せてくれなかった。
「絶対私が幸せにする!と固い決意で行ったので、即決でした」
■こんなに可愛い生物がいるの?
やまとくんを保護団体の人に連れて来てもらったら、やはり初めての場所、初めての人に大変怯えてしまい、しばらく猫トイレから出てこなかった。
「怯える姿もかわいかったです。交通事故にあった所を助けてくださった方が飼っていらした猫が、かなたくんとたつやくんだったので、尻取り方式で、次はやのつく名前と思って『やまと』と名付けたそうです。私もやまとという名前が気に入ったので、変えませんでした」
Nさんは、やまとくんのビビりだけど食いしん坊なところが好きだという。
「腹時計が正確なのでご飯の時間になると必死でニャーニャー言ってきます(笑)食べられればなんでもいいの?と思うくらい。ブロッコリーも盗み食いしました。ブロッコリーをくわえて逃げていく姿はかわいくて面白かったです(笑)」
「こんなにかわいい生物がいるの?と思うくらい、毎日かわいくて、見ていて飽きないです。いただいた命を大事にしたいと思っています」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)