「餅団子」と書いて何と読む? 業務用ミキサーのネーミングセンスが卓抜すぎる「ずっと疑問だった」「まさかの当て字」
製菓マシンのネーミングセンスがSNS上で大きな注目を集めている。
「今自分がいる世界が『餅団子』と書いて『モダン』とルビをふる世界線だったなんて知らなかった」と件のマシンの広告記事を紹介したのは人形作家の川北すピ子さん(@su_pico)。
「餅団子ミキサー」と書いて「モダンミキサー」と読ませる秀逸なセンス…。これは製菓製パン・食品加工機械の製造販売を手掛ける株式会社品川工業所の製品ということだが、調べたところこれが当時の製菓業界に一定数普及していたというから驚きだ。
川北さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「餅団子ボーイ餅団子ガール」
「キラキラネーム草」
「モダンミキサーは働いてた店にあって毎日使ってたから知ってるけどまさか『餅団子』とかいて『モダン』だったとは知らなんだ。」
「モダンミキサーと呼ばれる機械のいったい何がモダンなのかずっと疑問だったのだが、まさかの当て字だったとは…」
など数々の驚きの声、感動の声が寄せられている。
■「餅団子」で「モダン」とルビが振ってあることに遊び心とハイカラさを感じた
川北さんに話を聞いた。
ーーこの広告が掲載されていた媒体は。
川北:1963年の製菓実験社「製菓製パン」という雑誌です。雑誌を解体してしまったので何月号だったか忘れたのですが、同じ広告が何月にも渡って掲載されてました。
ーーこのネーミングセンスををご覧になって。
川北:「餅団子」で「モダン」とルビが振ってあることに遊び心とハイカラさを感じてほっこりしました。
ーー投稿が反響を呼びました。
川北:なんとなく適当につぶやいただけだったので思いがけずバズってびっくりしています!
◇ ◇
読者のみなさんの周囲にも秀逸なネーミングセンスの製品は存在しないだろうか。
なお、今回の話題を提供してくれた川北さんは8月12日から27日にかけて名古屋市の金山ブラジルコーヒーで個展「川北すピ子の大すピ子展」を開催予定。絵画の展示のほかトークイベントやライブもありの盛りだくさんのイベントなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)