「連れてって」と見つめてきた2匹の保護猫 まるできょうだいのように仲良し「猫のお世話ができて、毎日がとても楽しくなった」
■愛猫を亡くして
ロイくん(生後10ヵ月・オス)と アーリーちゃん(生後9ヵ月・メス)は、2022年、保護団体のおーあみ避難所さんに沖縄で保護された。ロイくんは、野良だったのか捨てられたのかは分からないが、ガリガリに痩せてゴミの中の鳥の骨をかじっていたところを保護された。アーリーちゃんは、おばあさんが大量の猫にごはんをあげていた、外での多頭飼育崩壊が起こっているところで保護されたという。
神奈川県在住の谷垣さんは、猫のエバちゃんが 9月に亡くなってから、猫のお世話もすることがなくなり、毎日が楽しくなくなっていた。
「家の中が 主人と私の二人きりで静かなこと!猫の毛に触りたくて友達の家に行くほどでした。友達に聞いたら、おーあみさんのところなら 安心してお薦めできるから、譲渡会に行くだけ行ってみれば?と言われました」
谷垣さんは、今回は絶対に2匹以上迎えると決めていた。譲渡会に行くと、一番近くのゲージにいたのがロイくんとアーリーちゃんだった。一目惚れだった。
「2匹がピッタリくっついて、『連れていって』という目で見ていたのを覚えています」
■穏やかな気持ちになれた
谷垣さんは、2匹を家に連れて来てもらった。最初はケージに入って様子を伺っていたが、すぐ出てきて2匹で遊び始めたという。名前は、おーあみ避難所呼ばれていた名前をそのままにした。
ロイくんは、マイペースでのんびりしている。食欲旺盛で、アーリーちゃんのごはんまで完食する。寝方が面白くて、段差があるところでは頭を下げて寝る。アーリーちゃんは、しっかりしていて何事にも興味津々。見た目と違って、声がとても低い。
2匹を迎えて谷垣さんは、朝から飲み水の準備やトイレ掃除、ごはんの用意などお世話ができて1日の始まりがとても楽しくなったそうだ。
「寝顔を見るだけで疲れも飛んでいき、幸せな気持ちになれます。家の中が穏やかで明るくなりました。ロイとアーリーのおかげです」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)