行年18歳「さよならTwitter」…世界中のユーザーに愛されたシンボルマーク「青い鳥」の"葬儀"が話題に

2022年10月にイーロン・マスク氏に買収されて以来、大規模なリストラ、仕様変更などさまざまな変革を経験したTwitter。2023年4月にマスク氏の企業「X社」に吸収合併され、法人としてのTwitterは既に消滅していたが、現地時間7月23日にマスク氏は

「And soon we shall bid adieu to the twitter brand and, gradually, all the birds(そして間もなく、私たちはツイッター ブランドに別れを告げ、徐々にすべての鳥とも別れを告げるでしょう。)」とツイート。ついにブランド名としてのTwitterも消滅し、Xに変更されることになった。

今、生まれたばかりのX上ではTwitterのシンボルマークだった青い鳥の"葬儀"が大きな注目を集めている。

「#Twitter終了 #Twitter消滅

行年 18歳の尊いご生涯を閉じられました

故 青い鳥さん の葬儀式を開式致します。

(青いお花の祭壇とイーロン・マスクさんとツイッタランドの皆様からの供花をご用意しました)」

とその執行を報告したのは名古屋市昭和区の西田葬儀社(@nishida_gosougi)。

長年、世界中のTwitterユーザーに愛されてきた青い鳥。今回の突然の"訃報"に対し、SNSユーザー達からは

「とっても寂しいです...戻ってきて欲しい...」

「あのー。ご焼香はまだ間に合いますでしょうか?」

など数々の惜しむ声が寄せられている。

■西田葬儀社に聞いた

西田葬儀社の蜷川さんに話を聞いた。

ーー今回、Twitterが消滅すると知って。

蜷川:ただひたすらに悲しかったですね…。Twitterは昔も今も僕たちの青春そのものですし、会社アカウントはもちろんプライベートでも"ツイ廃"なので(これもいずれ"X廃"と言うようになるのでしょうか…)、Twitterという皆の大好きな居場所が変わっていってしまうのではないかという、何とも言えない悲壮感に駆られてしまいます。

ーーTwitterの葬儀式を開かれた経緯、思いを。

蜷川:Twitterのロゴ変更を知り、葬儀社として何かネタに使えないか考えていた時でした。昔テレビのアナログ放送終了の推進キャラクター「アナロ熊」が、アナログ放送が終わってお役御免になった際に、アナロ熊のお葬式が行われていました。当時そのあまりのシュールさに笑ってしまったので、今回それにあやかろうと思いました。

自社の祭壇にちょうど青いお花だけで作ったものがあったので、隣の席のデザイナーさんに、悪ノリでご遺影写真を当てはめてもらいました。Twitterの世界観に合った雑コラ感が出たと思います。あと祭壇の両側に供花が2対あったので、とりあえず「イーロン・マスク」さんと「Twitterユーザー一同」を入れました。そうしたら「青い鳥を無きものにした張本人のイーロンマスクが供花を出すのかよww」というツッコミのリプもあって更にカオスになりました。

ーー今後、Xやイーロン・マスクに期待、希望することがあれば。

蜷川:イーロン・マスクさんがTwitterを買収して以来いろいろ変わってきていますが、今までのTwitterの良い点は残してほしいと思いますね。葬儀社はお客様の声を知りたい時は葬儀が終わった方のお客様アンケートを見て知りますが、Twitterはタイムラインやリプにお客様の生の声が溢れていると思いますので、それを大事にしてほしいですね。

ーー投稿が反響を呼びました。

蜷川:青い鳥さんがどれだけ皆に愛されているかということが再認識できました。ショックや悲しみの声、追悼ツイートや今までの感謝を伝えるリプ、これだけ多くの人たちに愛されている青い鳥さんはまさに、「幸せの青い鳥」だったんだなと思いました。今回のツイートを通して葬儀社としても、弔うことの大切さを改めて知りました。青い鳥さんは天国へ飛び立っても、これからも皆様の心の中に生き続けて欲しいと思います。

   ◇   ◇

故・青い鳥のご冥福をお祈りしたい。

【株式会社 西田葬儀社】

所在地:愛知県名古屋市昭和区若柳町2-5

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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