「被災地視察が会食より短い」岸田首相の視察に批判の声、大雨被害発生から17日後、福岡を訪問
岸田首相は7月27日、今月の記録的な大雨で土石流が発生した福岡県久留米市の被災地を視察した。首相官邸は公式ツイッターで、首相が被災者らに声をかける動画などを公開したが「滞在時間が短すぎる」という批判の声も出ている。
新聞各紙で見られる「首相動静」などによると、この日首相は10時48分に久留米市主丸町の被災現場を訪問。11時13分に出発している。その後、11時42分から同市の枝光排水機場を視察し、12時6分に出発した。
被災地関連の視察はここまでで、その後は博多の日本料理店で、河野太郎デジタル相らとの会食し、午後からは創業支援施設の視察、DX推進企業関係者らとの意見交換などを行った。単純計算で被災現場の訪問時間が25分、排水機場視察24分の計49分で、河野太郎デジタル相らとの会食の時間が52分だったため「会食より被災地視察の方が短かった」とSNSで話題になっている。
さらに、被害発生から17日も経過したタイミングでの訪問となったことをいぶかしむ声もある。SNSでは「今頃何しに行ったのか」「プロモーション動画撮影しただけ」「河野太郎との昼飯の方が長いって…」といった声があった。