エッフェル塔前にて笑顔でポーズ! 自民党女性局のフランス研修にSNSで疑問や批判の声 「水害被害、生活苦の国民いるのに」「いいご身分ですね」
自民党女性局が実施するフランス研修中に撮影したとみられる写真が、SNS上で物議を醸している。大阪府選挙区選出の松川るい参議院議員・女性局長(52)をはじめ、今井絵理子参議院議員(39)ら38人が7月末から現地を訪れているといい、議員らはツイッター(現X)にエッフェル塔を真似たポーズを取ったり、上院のリュクサンブール宮殿で記念撮影したりした写真を投稿。ネット民からは「おお、国民に代わって海外をレジャー視察してくださっているんですね」「旅行みたいで、遊び感丸出し」「国民は九州・秋田の水害被害、物価高騰で苦しんでいるのに…」など批判や疑問の声が相次いでいる。
自民党女性局のホームページによると、女性局の活動は「女性ならではの視点で政治、制作を考え、自民党を通してその実現のために行動している」とあり、「女性未来塾」と呼ばれる政治塾のほか、女性議員候補者の育成、児童虐待防止活動、防災での乳児用液体ミルクの普及を行っているという。今回のフランス研修についての記載は確認できなかった。
■「パリの街の美しいこと!」
今井議員は7月24日、「女性局メンバー38名、無事にフランス到着!!」とフランスの国旗の絵文字付きで投稿。パリ空港で笑顔の写真と、バス車中をアップしている。一方、女性局長の松川議員は27日、「#自民党女性局フランス研修に来ています」と報告。3歳からの幼児教育の義務教育、少子化対策、政治における女性活躍などの課題をフランスの国会議員らと意見交換したといい、最後は「なんと上院はリュクサンブール宮殿、それにパリの街の美しいこと!」と結んだ。
松川議員の「大阪の仲間と」と題した投稿には、エッフェル塔前で、3人で塔を真似たポーズの写真も。上院見学のリュクサンブール宮殿では今井議員と2人で収まった写真もあり、SNSでは議員の投稿を引用する形で「仕事なら、税金で行っているのかな…」「今、フランスに行く必要がある?」などの指摘が相次いでいる。