九州とほぼ同サイズ(ただしタテ) 東海3県の意外な長さが話題
東海3県の縦の長さがSNS上で大きな注目を集めた。
きっかけになったのは紀つね色さん(@kinokuni_fox)が「九州の長さに匹敵し、中四国を日本海から太平洋まで貫通する愛知・岐阜・三重の東海3県の縦の長さがヤバすぎる」と投稿した東海3県と九州の比較地図。
東海3県と島嶼部を除いた九州の地図を重ねてみると、たしかにその縦の長さはほぼほ同じ。ふだんは東海3県のサイズ感を意識する機会は少ないが、こうやって他地域と比較してみるとその意外なサイズ感に驚かされる。
紀つね色さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「世間一般的な中京のイメージは真ん中三分の一くらいで完結してそう」
「JR東海の特急ひだ 南紀を名古屋で乗り継げば、北端の飛騨市から南端の紀宝町まで移動は可能ですが、ほぼ半日近くかかりますねw。」
など数々の声が寄せられている。
■投稿者に聞いた
紀つね色さんに話を聞いた。
ーー東海3県の縦の長さに着目されたきっかけを。
紀つね色:関東、関西、九州に比べて名古屋圏は3県しか無いので狭いという風潮に反論するために作りました!
ーー実際にこの3件を縦移動された感想をい。
紀つね色:三重県の熊野や岐阜県の飛驒へは、来年には引退して新型車両になりますが名古屋駅を介してキハ85という特急列車が走っています。おすすめは三重方面だと紀伊長島の荷坂峠、岐阜方面だと飛驒一ノ宮の宮峠がおすすめです。前者は広大な海が広がり、後者は真っ白な雪原を望むことができ、この地方の自然の豊かさを感じることができるかと思います。
ーー今回の反響への感想を。
紀つね色:そもそも東海3県を知らない人が多く、岐阜県や三重県を東海地方ではないと思ってる人も多かったり、静岡県が東海3県で無いことを(※「東海4県」には入る)不満に思う方が多かったですね。無作為に長い県を選んだわけでなくこの3県には意味があるということを広げていくべきだと思いました。
◇ ◇
珍しくクローズアップされた東海3県の地理情報。いずれも面積や長さだけでなく豊かな自然と文化に恵まれた地域なので、ご興味を持っていただいた方はぜひ一度、足を運んでいただきたい。なお、今回の話題を提供してくれた紀つね色さんは普段からSNS上でさまざまな地図情報、地理情報を紹介している。いずれもその道のファンにはたまらないものばかりなので、ご興味ある方は要チェックだ。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)