【水道光熱費】約8割が節約を行っているけれど…この1年でひと月あたり「2000円~1万円」の値上がりに
エネルギー高による光熱費や水道代の値上げが深刻さを増しています。そこで、全国の男女1038人に調査をしたところ、直近(およそ6カ月~1年)と比較した水道光熱費の値上がり額については、ひと月あたり平均「2000円~5000円未満」「5000円~1万円未満」などに回答が集まりました。また、水道光熱費の節約のために取り組んでいることは、「電気はこまめに消す」「水を使う際にはこまめに蛇口を閉める」などに回答が集まったそうです。
株式会社KANTEC(大阪市北区)が、「値上げ×水道光熱費に関する調査」と題して2023年6月にインターネットで実施した調査です。
調査によると、86.4%の人が「相次ぐ値上げで生活へ影響が出ている」(かなり影響が出ている:35.9%・やや影響が出ている:50.5%)と回答。
具体的には、「思った以上に電気料金がかかってビックリ」(30代男性)、「生活費や税金などの支払いにも支障が出ている」(40代男性)、「オール電化にしているため電気代が2倍以上になり、1番高かった2月は7万円だった」(50代女性)など、請求書を見て、あまりの値上げ幅に驚いたという声が多数寄せられました。
では、水道光熱費のなかで、最も値上げされたのはどれなのでしょうか。この質問に関して、直近(およそ6カ月~1年)と比較して答えてもらったところ、「電気代」(85.3%)がダントツとなったほか、「ガス代」(10.5%)、「水道代」(4.2%)と続きました。
さらに、「直近と比較した水道光熱費の値上がり額」を教えてもらったところ、オール電化や地域を管轄している電力会社によって光熱費の幅があるものの、ひと月あたりのおよその平均額は「2000円~5000円未満」(37.8%)や「5000円~1万円未満」(24.7%)などが多くなったほか、「2000円未満」(14.9%)、「1万円~1万5000円未満」(11.6%)、「1万5000円~2万円未満」(5.1%)、「3万円以上」(3.2%)、「2万円~3万円未満」(2.7%)いう結果になりました。
次に、「相次ぐ値上げに対して生活費の節約は行っていますか(行う予定がありますか)」と聞いたところ、87.2%の人が「節約を行っている(行う予定)」(徹底した節約を行っている(行う予定):17.7%・ある程度の節約は行っている(行う予定):69.5%)と回答。
また、「水道光熱費の節約」については、81.5%の人が「行っている」(徹底した節約を行っている(行う予定):17.2%・ある程度の節約は行っている(行う予定):64.3%)と回答。
さらに、「節約は行っている」と答えた846人に、「具体的な節約方法」を複数回答で教えてもらったところ、「電気はこまめに消す」(67.9%)、「水を使う際にはこまめに蛇口を閉める」(55.9%)、「冷暖房は適切な温度に設定する」(36.9%)、「夏はエアコンの冷房を抑えて扇風機を併用する」(36.5%)、「冬は厚着をして暖房を控える」(35.1%)、「なるべくお湯は使わない」(27.8%)といった回答が挙げられました。