保護した野良猫が妊娠してた!? 生まれた子猫を引き取って13年「一生幸せにしたい」
■保護した野良猫が妊娠していた
こなすちゃん(13歳・メス)は、兵庫県在住のTさん宅で生まれた。2009年5月頃に保護した野良猫が妊娠していて、出産したのだという。
「野良猫が家に入って来て、出て行こうとする様子がなかったので飼うことにしたのです。しばらくしたら、だんだんお腹が大きくなってきて、妊娠していることが分かりました。出産した子猫のうち、兄弟猫はみんな里親が見つかり、こなすがうちの子になりました。出産を間近で見ていたこともあり、この子達を一生幸せにしたいと思いました」
産まれたての赤ちゃん猫たちは本当に小さく、目も見えないのに母猫のお乳を探して、力強く母乳を吸った。その様子は感動的だったという。
■シニア猫が暮らしやすいように
Tさんは、子猫たちが7月に産まれたので、旬の野菜から名前を付けた。
「お尻が丸ナスのように丸く、子猫で小さかったので、『こなす』と名付けました」
こなすちゃんはとても臆病な性格で、怖い事があるとすぐクローゼットに隠れて出て来な口なってしまう。甘えん坊で、夏でもくっついてくるそうだ。晩ごはんにウエットフードをあげているが、それをとても楽しみにしている。
「普段は寝ていることが多いのですが、晩ごはんの時間が近付くと自分のお皿の前でじっと待っています」
Tさんはこなすちゃんと暮らしてから、猫が生活の中心になったという。
「今はもう猫がいない生活は考えられません。こなすは13歳のシニア猫です。これからも過ごしやすいように工夫していきたいと思います」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)