【車の維持費】3年連続で増加傾向…1カ月あたりの平均費用は「1万3500円」 ガソリン代の節約どうしてる?
ドライバーのみなさんは、クルマに毎月どれくらいの金額をかけているのでしょうか。自家用車を所有し月に1回以上車を運転する全国の18~59歳の男女1000人(各年代125人ずつ)に調査をしたところ、1カ月あたりの車の維持費は、平均「1万3500円」となり、3年連続で増加傾向にあることが分かりました。なお、ガソリン代・燃料代の節約方法については、「セルフ式ガソリンスタンドで給油する」が最も多かったそうです。
ソニー損害保険株式会社(東京都大田区)が、2023年6月に「2023年 全国カーライフ実態調査」と題してインターネット上にて実施した調査です。
調査によると、「1カ月あたりの車の維持費(保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代等のことで、税金、ローン返済、有料道路通行料は除く)」は、「5000円~1万円未満」(32.3%)や「1万円~1万5000円未満」(21.7%)などに回答が集まり、維持費の平均は「1万3500円」でした。平均額の推移をみると、2020年は「1万900円」、2021年は「1万1700円」、2022年は「1万2800円」、2023年は「1万3500円」と、3年連続で増加しています。
ちなみに、主に運転している車のボディタイプ別では、維持費の平均が最も低くなったのは軽自動車で「1万1000円」、最も高くなったのはSUV・クロカンで「1万7600円」でした。
また、「車の諸経費で負担に感じるもの」を複数回答可で答えてもらったところ、「自動車税」(68.6%)が最も多く、次いで「ガソリン代・燃料代」(66.4%)、「車検・点検費」(61.0%)、「自動車保険料」(51.3%)、「駐車場代」(19.6%)が続きました。これを居住地別にみると、「駐車場代」は地方が17.2%だったのに対して、都市部では32.9%と15.7pt高くなっています。
なお、「ガソリン代・燃料代」を負担に感じる人の割合を過去調査の推移でみると、2021年は54.0%、2022年は68.1%、2023年は66.4%と、2021年から2022年にかけて14.1pt上昇している一方、2022年から2023年にかけてはほぼ横ばいで推移しています。
そこで、「ガソリン代・燃料代を節約するために行っていること」を複数回答可で教えてもらったところ、「セルフ式ガソリンスタンドで給油する」(43.2%)が最多となったほか、「急発進・急停車をしない」(27.9%)、「ガソリンスタンドの会員になる」(26.5%)、「速度を出しすぎない」(25.7%)、「エアコンの使用を控える」(23.4%)などが挙げられました。
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【出典】
▽ソニー損保の自動車保険